開講年度2016
科目名歯の構造
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年2年
担当者本田 雅規
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 3時限 楠元図書館4階大教室
春学期 木曜日 4時限 楠元図書館4階大教室


コーディネーター
担当講座
口腔解剖学講座
担当者
主任教授:本田雅規、講師:水谷 誠
授業の概要
(目的)
歯科医学を習得するために必要な歯と口腔の諸器官について、形態学的および組織学的な特徴を学ぶ。そして、これらの機能と構造を学ぶことで、臨床歯学で学ぶ疾患の病因や病態を捉えることができる学力を身につける。
 また、主として歯の形態の特徴について歯種、顎差、左右差の鑑別ができ、さらに顎口腔の機能を合わせ理解する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
◎「歯の解剖学」藤田恒太郎原著、第22版 金原出版
◎「口腔組織・発生学」脇田稔、前田健康、山下靖雄、明坂年隆編 医歯薬出版

『参考書』
「口腔解剖学」脇田稔監修、第1版 医歯薬出版
「カラーアトラス口腔組織発生学」第3版 わかば出版
講義(実習)
の方法・形式
パワーポイントで講義する。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1歯と口腔の緒論
一般目標(GIO)
 歯と歯周組織の肉眼的形態と機能を理解することで、臨床歯科医学の科目が理解できるようになることを目標とする。
到達目標(SBOs)
総論:以下の項目を説明できる。
1. 歯とは何か。
2. 歯の機能
3. 歯の外形
4. 歯の内景
5. 歯の固定と支持組織
6. 硬組織
E-3-1)
◎歯の解剖学、p.1~7
◎口腔組織・発生学、p. 3~9、p. 136~137
本田 雅規
2歯の解剖学緒論
一般目標(GIO)
歯の常態を理解するために、歯の種類と名称、歯種と位置を表すための記号と歯式および歯の方向用語を修得する。
到達目標(SBOs)
総論:以下の項目を説明できる。
1. 歯の種類、名称と記号
2. 歯式、方向用語
3. 歯冠と歯根の形態と歯頸線
E-3-1)
◎歯の解剖学、p.7~22
本田 雅規
3歯の硬組織の構造と機能
一般目標(GIO)
歯の硬組織の疾患の病因と病態を理解するために、エナメル質の構造と機能を修得する。
到達目標(SBOs)
エナメル質の特徴を説明できる。
1. エナメル質の厚さ
2. エナメル質の組成と硬度
3. エナメル小柱の走行
4. シュレーゲル条
5. エナメル葉、エナメル叢、エナメル象牙境
E-3-1)
◎歯の解剖学、p.1~7
◎口腔組織・発生学、p. 50~70
本田 雅規
4象牙質/歯髄複合体の構造と機能
一般目標(GIO)
歯髄疾患の病因と病態を理解するために、象牙質/歯髄複合体の構造と機能を修得する。
到達目標(SBOs)
象牙質と歯髄の特徴を説明できる。
1. 象牙質の組成と硬度
2. 象牙質の分類
3. 象牙前質と石灰化前線
4. 象牙細管、管周象牙質と管間象牙質
5. 歯髄腔の形態
6. 歯髄の細胞
E-3-1)
◎歯の解剖学、p.23~27
◎口腔組織・発生学、p. 79~80、p. 85~93、p. 110~114
本田 雅規
5歯の支持組織の概説1
一般目標(GIO)
歯周疾患の病因と病態を理解するために、歯周組織を構成する組織の構造と機能を修得する。
到達目標(SBOs)
セメント質と歯根膜の特徴を説明できる。
1. セメント質の厚さと組成
2. セメント芽細胞とセメント細胞
3. セメント質の分類
4. 歯根膜の機能
5. 歯根膜の細胞
E-3-1)
◎歯の解剖学、p. 22
◎口腔組織・発生学、p. 141~144、p. 150~151、p. 152~160
本田 雅規
6歯の支持組織の概説2
一般目標(GIO)
 歯周疾患の病因と病態を理解するために、歯周組織を構成する組織の構造と機能を学び、臨床歯科学に必要な解剖学用語を修得する。
到達目標(SBOs)
歯槽骨と歯肉の特徴を説明できる。
1. 歯槽骨の構造
2. 歯槽骨の細胞と細胞外基質
3. 歯肉上皮
4. 歯肉固有層
5. 歯肉の血管と神経
E-3-1)
◎歯の解剖学、p.1~28
本田 雅規
7-8各歯種の特徴
一般目標(GIO)
現代人の永久歯の歯種による形態と機能および歯の大きさを比較し、歯冠浮彫像、歯根の形態を理解し、上下顎、左右側の鑑別を修得する。
到達目標(SBOs)
次の歯種の特徴を説明できる。
1. 切歯:各切歯の特徴
2. 犬歯:各犬歯の特徴
3. 小臼歯:各小臼歯の特徴
4. 大臼歯:各大臼歯の特徴
5. 各永久歯の大きさの特徴
E-3-1)-②
◎歯の解剖学、p.35~136
水谷 誠
9-10乳歯の特徴
一般目標(GIO)
永久歯と乳歯の形態的特徴を比較し、乳歯の原始的形態の意義を修得する。
到達目標(SBOs)
次の特徴を説明できる。
1. 乳歯の一般的形態的特徴
2. 各乳歯の特徴
3. 各乳歯の大きさの特徴
E-3-1)-②
◎歯の解剖学、p.137~158
水谷 誠
11-12歯の配列と咬合の特徴
一般目標(GIO)
上顎歯と下顎歯の位置関係を理解し、顔面頭蓋における歯列の役割を修得する。
歯の異常

一般目標(GIO)
歯の異常の成因について系統発生学的に理解し、形態の異常について発生学的な立場から修得する。
到達目標(SBOs)
歯の配列と咬合の特徴を説明できる。
E-3-1)-②
◎歯の解剖学、p.159~177

到達目標(SBOs)
歯の異常を説明できる。
1. 歯数の異常
2. 形態の異常
E-3-2)-①
◎歯の解剖学、p.179~216
水谷 誠
留意事項
歯科医師として日常接する、口腔内の構造の解剖学的用語を抵抗なく習得させる。
授業以外の
学習方法
1回の授業について、授業時間に等しい時間の予習と復習が必要である。
物体の形に興味を持つ様努力させる。
成績評価方法
試験(100%)、但し小テスト等による加点を行う。
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更新日付2016/02/12 10:27:21