開講年度2016
科目名国際経営論Ⅰ
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者丹下 博文
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
国際経営活動に関する基礎理論と経営グローバル化に対する実践力の向上
科目のねらい
国際経営論は市場や経済のグローバル化を背景に経営学を学ぶ者にとって必須の科目といえます。実際、中部圏は日本における 「モノづくりのメッカ」 と呼ばれるほど製造業が盛んで、例えば自動車産業や機械産業を中心とする輸出産業が活発ですが、最近では大企業だけでなく中堅・中小企業までが海外事業展開を積極化してきています。それに加え、従来は国内市場だけを対象としていた小売業や外食業などの内需型と呼ばれる産業までが海外事業展開を指向するようになりました。このような昨今の情勢を考慮し、本講座では受講生に実社会に出てからも役立つような国際経営の基礎理論から実践的知識まで習得できるようにすることを科目のねらいとします。さらに社会人となって国際経営やグローバル経営の実務に携わった際に必要となる国際コミュニケーション能力の向上も目指します。
到達目標
21世紀になり企業経営に関する新しい国際化、さらにグローバル化の時代が到来しました。例えば企業経営に関しては少子高齢化による国内市場の縮小傾向を反映し、輸出型企業だけでなく内需型と呼ばれる企業までが国際事業展開を指向するようになりました。さらに中堅企業や中小企業までもが国際化を余儀なくされているのが実情です。このような時代の潮流を背景に、本講座では国際経営活動に関する基礎理論の習得と実践力の向上を到達目標とします。そのために教科書だけでなく配布プリントやDVD教材なども多く使い、企業経営の国際化、さらにはグローバル化の動向を具体的かつ体系的に学べるよう授業を展開します。国際化やグローバル化が急速に進展する時代を迎え、国際マーケティング論とともに経営学部の学生全員に是非受講をすすめます。
授業の内容・
計画
1. オリエンテーション : 本講座の意義と学習法や調査法などの解説
2. 国際経営の歴史的意義 : 企業経営において国際経営が重要になってきた経緯と背景
3. 国際経営活動の実態と課題 : 国際経営の現状と課題の分析およびソリューションの考察
4. 国際経営戦略の体系 : 国際経営戦略の策定にかかわる基礎的および応用的な知識
5. 国際経営からグローバル経営へ : 企業経営における国際化とグローバル化の概念的相違
6. 国際経営と産業の空洞化 : 経営国際化の負の側面としての産業空洞化現象への対応策
7. 国際経営と貿易の関連性 : 国際取引としての貿易と国際経営との密接な関連性とは?
8. 国際経営とサービス産業 : 製造業とともに注目されるサービス産業における経営国際化
9. 日本企業の国際経営 : 日本企業における国際経営にかかわる最新の重要事例の研究
10.米国企業の国際経営 : 米国企業における国際経営にかかわる最新の重要事例の研究
11.欧州企業の国際経営 : 欧州企業における国際経営にかかわる最新の重要事例の研究
12.アジア企業の国際経営 : 中国、インド、東南アジア企業の国際経営の実態分析
13.新興国企業の国際経営 : 経済成長の著しい新興国企業における国際経営の実態分析
14.中堅・中小企業の国際経営 : なぜ中堅・中小企業までが国際事業展開を志向するのか?
15.21世紀の新しい国際経営論 : 経済や市場のグローバル化にともなう国際経営の変革
評価方法
(基準等)
定期試験 60%
授業態度 40%
授業外の学修
(予習・復習)
授業外の学修としての予習に関しては、教科書と参考書を事前によく読んでおくこと。また、復習は授業で指摘した重要点や配布プリントおよびDVD教材の最新情報を再確認しておくこと。
教科書・
参考書
教科書および参考書は授業中に指示します。
参照URL
1.授業中に指示します。
質疑応答
質問や相談がある際は、水曜日、木曜日、金曜日のお昼休みのオフィスアワーに丹下博文研究室(アガルスタワー 2820室)までお越しください。
備考
21世紀の現代は企業の規模や業種を問わず、いかなる企業にとっても国際化やグローバル化が必須の重要な経営戦略となりました。そこで本講座は就職活動 (就活) にも役立つように授業を展開する予定ですので、経営学部の学生は国際マーケティング論(春学期)や多国籍企業論(秋学期)とともに全員が必ず受講するようにしてください。
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更新日付2016/02/01 13:42:42