開講年度2016
科目名税法
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者川井 和子
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 4時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
税法の基本的事項の学修
科目のねらい
国民が安心して暮らせる社会のために税金は不可欠である。日本国憲法は納税の義務を定めるとともに、租税の賦課徴収は法律の定めによることとする(租税法律主義)。
わが国では、主たる国税について申告納税方式を採用していることから、国民は租税法に基づいて自らの税金は自ら計算して納めるのである。したがって、税に関する知識は不可欠であるといえる。
本講義では、最近の租税に関する事例を題材として、租税法の基本原則、税金の種類と計算方法、申告と納税、税務調査と不服申立てなど基本的事項の修得をねらいとする。
到達目標
最近の租税に関する事例を通じて、租税法の基礎知識の修得を目指す。これにより、経済取引における予測可能性を確保するための税務の知識を養うことを目標とする。
授業の内容・
計画
1.租税とは何か
2.租税の意義と歴史
3.憲法と租税法
4.日本人の租税観
5.租税法律主義
6.租税公平主義
7.租税と財政
8.租税の種類と計算方法(1)所得税の意義と計算
9.租税の種類と計算方法(2)法人税の意義と計算
10.租税の種類と計算方法(3)消費税の意義と計算
11.租税の種類と計算方法(4)相続税の意義と計算
12.申告と納税-申告納税方式と賦課課税方式
13.税務調査と不服申立て、納税者の権利保護
14.税理士制度
15.税制改正と政治
評価方法
(基準等)
毎回、小レポートを作成・提出する(30%評価)。定期試験を実施する(70%評価)。
授業外の学修
(予習・復習)
事前学習として、常に、新聞・テレビ・インターネットのニュースなどに登場する税、税制、税法に関する報道をチェックするなどして、税が日常生活に及ぼす影響について考えること。事後学習として、授業で採りあげた事例について、インターネットで検索し、確認すること。講義において配布した資料は、フラットファイルなどに保存し、毎回の講義に必ず持参すること。
教科書・
参考書
(教科書)
増田英敏『基本原理から読み解く租税法入門』(成文堂、2014年)
東京税理士会「知っておきたい税のはなし(平成27年度版)」(http://www.tokyozeirishikai.or.jp/common/pdf/sitteokitaizeinohanashi_27.pdf)
配布資料 その他授業の際に指示する。
参照URL
1.日本税理士会連合会「やさしい税金教室(平成27年度版)」
質疑応答
質疑応答は、授業終了後及びオフィスアワーに研究室にて行う。
オフィスアワー:水曜日15時40分~17時:名城公園キャンパス2915研究室
備考
(1)国その他の公共機関により提供される様々な公共サービスの財源のほとんどは、私たちが負担する税金によって賄われている。本講義の受講にあたっては、この科目が扱う税金の使われ方とその徴収の在り方について強い関心があることが望ましい。
(2)授業中の私語は、厳禁する。また、授業中は、すべての携帯電話操作を禁止する。
(3)教科書は必ず授業に臨むにあたり準備し、講義の際には、ノートとともに忘れず持参すること。
画像
ファイル
更新日付2016/02/10 12:16:53