開講年度2016
科目名マーケティング・リサーチ論
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
開講種別春学期
対象学年3年
担当者秋本 昌士
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 1時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
マーケティング・リサーチの論理と手法
科目のねらい
 マーケティング・リサーチとは、マーケティングに関する意思決定に資する情報を取得する活動のことである。市場細分化、標的顧客の選択、ポジショニング、製品やサービスのコンセプト開発、価格設定、流通チャネルの選定と管理、プロモーション方法の決定等、マーケティングに関わるあらゆる意思決定には、その手がかりとなる情報が必要不可欠である。マーケターは、あらゆる手法を用いてデータの収集、集計、分析を行い、意思決定に資する情報を取得しようとする。本科目のねらいは、将来、マーケターとして適切な意思決定が行えるように、データの収集、集計、分析のための基礎的な能力を養うことである。
到達目標
 マーケティング・リサーチの内容はきわめて広範であり、この科目を履修することによって、そのすべてを修得することは難しい。そこで、本講義では、将来、マーケティング実務においてさまざまなリサーチ手法を実践するための基礎的な能力を養うことを目標とする。より具体的な目標は次のとおりである。
①マーケティング・リサーチに必要な、統計学の基礎的な知識を修得する。
②マーケティング実務において伝統的に用いられている各種集計・分析手法(クロス集計、相関分析、回帰分析、因子分析等)についての基礎的な知識と技能を修得する。
授業の内容・
計画
・毎回、スライド、およびそれに対応した講義ノートを使用する。
・適宜、データ分析についてのレポートを課す。
・各回の内容は次のとおりである。
1.イントロダクション
2.マーケティング・リサーチの手順1
3.マーケティング・リサーチの手順2
4.マーケティング・リサーチの種類1
5.マーケティング・リサーチの種類2
6.データの収集1
7.データの収集2
8.データの集計1
9.データの集計2
10.データの分析1
11.データの分析2
12.データの分析3
13.データの分析4
14.データの分析5
15.総括
評価方法
(基準等)
次のように定期試験、およびレポートによって評価を行う。
・定期試験の得点:全体評価の90%程度
・レポートの得点:全体評価の10%程度
授業外の学修
(予習・復習)
 予習よりも、復習を重点的に行うこと。各回の講義は予習がなくても理解できるように進行するが、前回までの内容の理解を前提としている。
教科書・
参考書
教科書:所定の講義ノートを使用するので、必ず購入すること。
参考書:さらに理解を深めたい学生には、下記の文献を薦める。必ずしも購入する必要はない。
・宮川公男,『基本統計学 第3版』,有斐閣。
統計学を基礎からしっかり学びたい人のための本格的な入門書。
・小島 寛之,『完全独習 統計学入門』,ダイヤモンド社。
上記の『基本統計学』よりもやさしく書かれており、統計学の初心者、統計学が苦手な人向き。
・恩蔵直人・冨田健司,『1からのマーケティング分析』,碩学舎。
マーケティング・リサーチの入門書。文系の学生にもわかりやすく工夫された内容となっている。
参照URL
質疑応答
質疑応答はオフィス・アワーに行う。
備考
・本科目の履修は、原則として、マーケティング論A・Bの単位を取得していることを前提とする。
・講義は初学者を念頭に進行するため、統計学の予備知識は必ずしも必要ない。しかし、データの集計や分析に際して「数字」を多用するため、「数字」が苦手な人はこのことに予め留意して受講してほしい。
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ファイル
更新日付2016/02/08 20:08:58