サブタイトル | | |
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科目のねらい | | モーツァルト、シューベルトなどの偉大な音楽家を輩出したオーストリアは、ヨーロッパの中央部に位置する面積わずか8万4000平方キロメートルの小国であるが、かつてはハプスブルク家の本拠であり、現在でも高い芸術と美しい自然を持つ永世中立国である。また、ウィーンを首都とするこの国は、風俗、習慣、文化においても異なる9つの州からなる。「オーストリア」、「オーストリア民族」とはドイツやチェコ、ハンガリー、ユダヤ、ポーランドなどの多様な民族から成る文化的集団である。 この講義では、多民族国家としてのオーストリアの歴史、文化を中心に、特にウィーンの文化、そして芸術と文学に焦点を当てる。 |
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到達目標 | | ドイツ語圏の一つ、または首都がウィーンであるという程度の認識しかない場合の多い学生も多いオーストリアについて、ハプスブルク家の歴史とともに、多民族共生国家としてのオーストリアへの知識を得る。 また、ウィーンを中心に芸術、文化の側面からもオーストリアについての理解を深める。 |
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授業の内容・ 計画 | | この講義では、テキストのテーマに沿って、適宜資料なども補足しながら進行していきます。 *毎回授業の最後に授業についてのまとめを作成してもらいます。(翌週に小テストの形態で行う場合は指示をします)
1. 履修上の注意と心構えについて 2. 現代のオーストリア 3. オーストリアの歴史(1) 4. オーストリアの歴史(2) 5. オーストリアにおける音楽(1) 6. オーストリアにおける音楽(2) 7. オーストリアの都市と食文化 8. 世紀転換期の美術 分離派(クリムト他)、エゴン・シーレなど 9. 世紀転換期の音楽 10. 世紀転換期の文学(1) 11. 世紀転換期の文学(2) Robert Musilを中心に 12. 世紀転換期の思想 13. ウィーンにおけるカフェの歴史 14. 現代オーストリアの抱える問題 15. 授業のまとめとレポート発表 |
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評価方法 (基準等) | | 授業態度・貢献度・グループワーク30%、小テスト及びレポート30%、定期試験40% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習 次回の授業に関しての下調べなど、毎回授業内で指示をします。小テストを行う際も同様に範囲を提示する。
復習 レポート・グループワークなどの課題及び翌週の小テストに関しては授業時に指示する。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:プリントを配布する
参考書:広瀬佳一、今井顕 編著 『ウィーン・オーストリアを知るための57章』 明石書店 早川東三、工藤幹巳 編著 『ドイツを知るための60章』 明石書店
*参考文献は、授業内で紹介します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | ・原則として特別な理由のない遅刻と欠席を厳禁する。 ・プリントなどの配布物は自己管理すること。 ・課題・レポートなどができていない場合、評価より減点する。(水曜日以外は出講していないため、提出物は必ず水曜日に提出のこと) ・授業中の携帯電話・タブレット端末の使用・私語・許可なく離席・退出することを厳禁する。また授業時の帽子・サングラス等の着用を認めない。 ・授業の妨げとなると判断した場合、退出を求め、当日の授業は欠席とする。 |
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更新日付 | | 2016/02/09 23:50:36 |