開講年度2016
科目名ヨーロッパの文化と社会Ⅰ/特定主題科目Ⅴ-Ⅰ
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者堀田 敏幸
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 4時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
ヨーロッパ文学 : 放浪の旅
科目のねらい
人は日常生活を捨てて放浪の旅に出る。
放浪の精神を、ヨーロッパ文学の中に読み解く。
到達目標
 人は何のために放浪の旅に出るのであろうか。
ある者は日々の生活に嫌気を覚えて、過去をいさぎよく捨て去ろうと誓いを立てる。また、ある者は何かの重大な失敗が原因で、故郷からの脱出を余儀なくされる。そして別のある者は、現実生活に囚われない、人間の純粋な生存方法を発見しようと企てるであろう。

 そこで、この講義では、放浪の精神をサミュエル・ベケットという作家の文学作品の中に読み取っていきます。この作家は1906年生まれのアイルランド人ですが、後にフランス語で作品を書きました。戯曲『ゴドーを待ちながら』では、放浪の二人連れが、生きるとは何かを問い詰めます。小説『モロイ』では、真の自己を求めて放浪の旅に出ます。
 はたして、放浪は人間に生きる価値をもたらすであろうか。共に考えていきたい。

 教室では、文学的背景を理解するために、ビデオ映像も活用して授業を進めます。
授業の内容・
計画
1・2…放浪の目的
3・4・5…ベケット、『ゴドーを待ちながら』
6・7・8…「夜ねぐら」
9・10・11…「夜の悪」
12・13・14…「別の所」
15…ビデオによるヨーロッパ文化、「フランス革命」ほか
評価方法
(基準等)
筆記試験90%、 授業参加度10%
授業外の学修
(予習・復習)
ベケットの戯曲、『ゴドーを待ちながら』を精読する。  
教科書・
参考書
<テキスト> 堀田敏幸著、『ベケット・放浪の魂』、沖積舎、3,500円+税、<扱「紀伊国屋」>

<参考書>  ベケット、『ゴドーを待ちながら』、白水社、1,200円+税
参照URL
質疑応答
研究室: 日進2418
Eメール: hotta@dpc.agu.ac.jp  
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/13 18:49:17