サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 私たちは誰もが、私とはこういう者であるという自己意識や自己イメージを持っています。しかし、「私」という意識やイメージは私たち個人の内部で完結するものではありません。むしろ「私」は社会的に形作られるものです。本講義では、この「私」という社会現象に着目し、まず「私」がどのように社会的存在かについて社会学理論を用いながら考えていきます。さらに、他者とのつながりを希求する現代社会について、具体的な事例から学びます。 |
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到達目標 | | 1.「私」を社会学理論、社会学的思考から理解すること 2.他者とのつながりを求める現代社会について、社会学的視点から読み解くことができること |
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授業の内容・ 計画 | | 1.イントロダクション―不安定な「私」と現代社会 2.認識する「私」―鏡に映った自我、他者の過剰、不確実な自己 3.期待される「私」―役割期待、恥の意識 4.演じる「私」―ゴフマンの『行為と演技』、ゲームとプレイヤー 5.感じる「私」―感情労働、感情を管理する社会 6.物語る「私」―自己同一性と物語、記憶 7.意味を求める「私」―働くことの意味、日常世界の自明性 8.変わる「私」―偽装、変身、修養、翻身 9.中間まとめ 10.つながりを希求する「私」① 親密なかかわり 11.つながりを希求する「私」② 電子メディア上のかかわり 12.つながりを希求する「私」③ ヴァーチャルな他者とのかかわり 13.つながりを希求する「私」④ 〈視線〉としての他者 14.つながりを希求する「私」⑤ かかわりの病理 15.まとめ―これからの「私」と社会 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(60%)、ミニ・レポート(40%)で評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 講義では、「私」を出発点にして社会学の理論や考え方を学びます。皆さんが自分自身を意識するときはどのような時や状況か考えたり想像したりしたうえで講義に臨まれると、より理解が深まります。 |
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教科書・ 参考書 | | (参考書) 井上俊、船津衛編 2005 『自己と他者の社会学』有斐閣 豊泉周治他 2014 『〈私〉をひらく社会学―若者のための社会学入門』大月書店 その他、講義で適宜紹介します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | コミュニケーションシートでの質問、疑問については、次回講義で回答する予定です。 |
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更新日付 | | 2016/02/10 20:48:22 |