サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | 「社会あるところに法あり」ということわざがありますが、私たちは好むと好まざるとに関わらず社会生活を営み、そこには法という一定のルールが存在しています。この授業では、国家という社会における一番重要な法である憲法について、人権論を中心に、その大筋を学びます。
私たちの日本国憲法は施行後70年あまりたち、憲法をめぐって様々な論議がなされ、いくつかの改憲案も出されています。憲法が本質的には不変の法でない事は確かですが、しかし憲法が目指すべき価値が何であるか自覚され、またそれが正しいものでなければならないでしょう。この授業では現行の日本国憲法の大枠を人権論を中心に学びますが、また同時に日本国憲法の将来についても考えてみたいと思います。
具体的問題を手がかりに、その背後にある法という独特な抽象的存在を理解すると同時に、憲法が私たちの人権をいかに保障しているのか、また人権を学問的に考える場合、どのような論争点があるのかを理解することを目標にしたいと思います。
特に今年から「18歳選挙権」が実現しますので、皆さんの一層の関心を期待しています。 |
|
|
到達目標 | | ①「立憲主義」の基本的な意義について理解すること。
②憲法が保障する人権カタログの大筋を理解すること。
③人権をめぐる論争点を理解し、自分なりの見解を持てるようにすること。
④憲法のあるべき姿について、自分なりの見解を持てるようにすること。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 1、はじめに 法と法学について
2、日本国憲法の成立
3、「国民主権」① 未成年者の参政権と人権
4、「国民主権」② 定住外国人の参政権
5、法の下の平等 男女格差について
6、「新しい人権」 プライバシー権
7、精神的自由権① 表現の自由
8、精神的自由権② 信教の自由
9、経済的自由権 職業の自由
10、人身の自由 裁判員制度について
11、社会権① 教育権
12、社会権② 生存権
13、平和主義①
14、平和主義②
15、日本国憲法の未来 |
|
|
評価方法 (基準等) | | 期末試験により成績評価します。中間小テストを行う可能性もあります。
毎回の授業テーマごとに、1~4名ほどの個人またはグループによる発表者を募りますが、発表者には相応の積極的評価を致します。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | ①授業は配布されるスライド資料に従って進めます。教科書の該当範囲はかならず毎回、事前に自分で読んでから参加してください。授業単元と教科書範囲の対応表は、初回授業時に配布します。
②スライド資料の穴埋めは授業中にしていただきますが、穴埋め部分は試験範囲になるので、毎回、穴埋め箇所の復習を簡単でよいのでしてください。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 教科書として、次の本を各自でかならず授業開始までに購入してください。
初宿・高橋・米沢・棟居著『いちばんやさしい憲法入門〔第4版補訂版〕』有斐閣アルマ、2014年(授業開始までに新版が出たらそちらを用いる)。
それ以外の参考文献は、初回の授業時に指示いたします。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | |
|
備考 | | 授業中の私語には厳正に対処いたします。
遅刻は3回で1回の欠席に相当するものとみなします。
毎回、配布されるスライド資料の穴埋め部分は、試験範囲になるので、映写されるスライドを見ながらこまめに穴埋めしてください。 |
|
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2016/01/31 17:13:24 |