開講年度2016
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
基礎薬学実習Ⅱ
科目ナンバー
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別春学期後半
曜日・時限・教室春学期後半 木曜日 3時限 404
春学期後半 木曜日 4時限 404
春学期後半 木曜日 5時限 404
春学期後半 金曜日 3時限 404
春学期後半 金曜日 4時限 404
春学期後半 金曜日 5時限 404
単位数2
必修・選択必修
授業形態実験・実習
担当者(所属講座)
使用言語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
有機化合物、試薬、器具の取り扱い、抽出、再結晶などの化学的実験に必須な基本的知識・技能を修得する。アセチル化、ニトロ化、ハロゲン化、加水分解、酸化還元などの反応から、実験の進め方や実験操作法を身につける。また、官能基の検出試験、機器分析法により化学物質の構造決定の基本概念を修得する。官能基の化学的性質に基づいた化合物の分離する基本的技能を修得する。本実習を通して、数多くの医薬品(有機化合物)の適正使用や創薬における薬剤師の役割を認識する。また、化学物質の安全な取り扱い方、管理・環境への配慮を理解しながら、使用に当たっての倫理観も身につける。
授業の到達目標
準備学習(予習・復習など)
授業計画
授業の内容SBOコード
1有機化学実習総論(1):実習の概要と実習を安全に行うための基礎知識を理解する。A-1-2, B-2-3, C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1~2, C3-3-5, C4-3-2, D2-1-2, D2-2-6
2基本操作法:TLC及び融点測定器等の有機化学実験に必要な機器類の操作に熟練する。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1, C3-3-3, C3-3-4, C3-4-4, C4-3-2, G-1, G-3
3有機化合物の合成と精製(1):アニリンのアセチル化によるアセトアニリドの合成を再結晶を行う。C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1, C3-3-4~5, C3-4-4, C4-3-2, G-1, G-3
4有機化合物の合成と精製(2):アセトアニリドのニトロ化によるp-ニトロアセトアニリドの合成を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1~2, C3-3-4, C4-3-2, G-1, G-3
5有機化合物の合成と精製(3):p-ニトロアセトアニリドの加水分解によるニトロアニリンの合成を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1, C3-3-4~5, C4-3-2, G-1, G-3
6有機化学実習総論(2)、分析機器の見学(1):実習の概要を説明し、有機化学実験に用いる分析機器(HPLC、NMR)に触れ、PBLの議論を行う。C2-4-1~3, C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1~4, C3-4-1~2, C3-4-3~4, C4-3-2
7有機化合物の合成と精製(4):ベンズアルデヒドの還元によるベンジルアルコールの合成を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1, C3-3-3~4, C4-3-2, G-1, G-3
8有機化合物の合成と精製(5):カルボニル化合物のアルドール反応によるジベンジリデンアセトンの合成を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1, C3-3-4, C3-4-4, C4-3-2, G-1, G-3
9有機化合物の合成と精製(6):グリニヤール試薬によるアルキル化によるトリフェニルメタノールの合成を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-2~3, C3-3-1~4, C4-3-2, G-1, G-3
10有機化学実習総論(3)、分析機器の見学(2):実習の概要を説明し、有機化学実験に用いる分析機器(HPLC、NMR)に触れ、PBLの議論を行う。C2-4-1~3, C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1, C3-3-4~5, C3-4-1~4, C4-3-2
11化学的分画法(1):化学的性質を利用した有機化合物の分離・精製を行う。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1, C3-3-4~5, C3-4-4, C4-3-2, G-1, G-3
12化学的分画法(2):分離・精製した有機化合物を同定する。C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1, C3-3-4~5, C3-4-4, C4-3-2, G-1, G-3
13PBLによる有機化合物の分離精製法の実戦的・総合的知識を表現し、討議する。C2-4-1~3, C2-5-1, C3-1-1, C3-2-3, C3-3-1~5, C3-4-1~3, C4-3-2, D2-1-2, D2-2-6, G-3
授業の方法・方略
少人数での実習を行い、全員が参加できるようにする。有機化学系教科で学んだいくつかの反応を組み合わせ、簡単な出発原料から多段階で合成する実験を行う。合成した化合物について機器スペクトル解析および確認試験により構造確認を行う。PBLを取り入れ、学生の主体的学習態度を育成する。
成績評価及び
フィードバック方法
実習技能・態度(40%)・実習レポート(30%)・実習試験(30%)を総合して評価する。
教科書
テキスト:薬化学、生体有機化学、薬学総合教育講座が作成した基礎薬学実習Ⅱ実習書
参考書:新版実験を安全に行なうために(続)(化学同人)
参考書
オフィスアワー
実習期間中に実験操作の理解度・習熟度を適宜評価する。提出物・実習レポートによりそれを確認する。
参照ホーム
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更新日付2016/03/07 09:29:46