サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | 民主的な社会の一員として、憲法が保障する権利を理解し、それを適正に行使する責任を認識することをねらいとする。 |
|
|
到達目標 | | 憲法と現実の「ずれ」を是正するために憲法を変えようという意見があります。しかし、「法」には「解釈」という作業が不可欠であり、その点を無視して、「規範」や「現実」という言葉を使っても、本当の意味で、「ずれ」が解消されることにはなりません。 このような意見の背景として、憲法解釈という創造的な営みが過小評価されているということが考えられます。憲法は、民主社会のあり方の基本ルールを定めた法です。その基本ルールは、尊厳をもった平等な個人が全員で社会を担うということですが、この理想を現実に変えていくときに必要なのが憲法解釈という作業です。憲法を学ぶとは、最高裁判例を覚えることではなく、憲法の基礎にある原理を理解し、それを憲法解釈に活かしていく中で、あるべき社会を構想する力をつけることです。 このゼミでは、学説と判例を批判的に学ぶことによって、ゼミ生が、主体的に憲法解釈を展開することを目指します。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 前期は、テキストにしたがって、憲法上のいろいろな論点について理解を深めていきながら、自分が深く勉強してみたいテーマを探します。後期は、自分が選択した論点について、各自が調べて報告をしてもらいます。 憲法については、世の中でさまざまな議論がなされています。それらについて関心をもち、自分ならどう考えるか、そう考えるのはなぜか、答えが出るまで考えてみましょう。そうして得た自分の考えを、他の人に聞いてもらい、意見の交換をすることで、何か見えてくるものがあると思います。最後に、報告したことを発展させて、レポートとして提出してもらいます。 |
|
|
評価方法 (基準等) | | 報告内容・ゼミへの取り組み・レポートで判断します。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | ゼミ生は、他の人の報告に対してコメントをすることが求められる。したがって、十分な予習が必要である。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 棟居快行 『憲法フィールドノート 第3版』(日本評論社、2006) |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | |
|
備考 | | |
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2016/02/12 10:56:21 |