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科目のねらい | | 民法の講義を聞いていれば、基本的な知識と事例との距離が比較的近い分野だとわかるのに、「基本書に書いてあることや講義で習っていることが現実にどのように使われるかわからない」という感想を持っている人もいるのではないでしょうか。 このゼミでは、最初の何回かは判例についての一般理論を学びます。そして、民法の判例を素材にしながら判例そのものの読み方を学びつつ、その周辺にある分野の基礎知識をチェックします。また、法律文献の基本的な扱い方もあわせて学習します。 夏休みには合宿を行い、長い論文か短めの本を一つ読みます。 |
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到達目標 | | 法律的な知識がわかること。 法律的な思考ができること。(要件への当てはめ、条文の趣旨の考察など) 民集の判例を見て、どのような順番で読むかわかること。(ページ通りではないんです…) 当事者が争っているポイントが読み取れること。 裁判官が判決を書くときに着目した点が読み取れること。 |
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授業の内容・ 計画 | | 今年の通常授業は、春学期は民法全般が中心です。春学期の最後のころから秋学期は第二編・物権を取り扱います。おおよその予定は以下のとおりです。 第1講 ガイダンス 第2-14講 『裁判例から学ぶ民事法入門』(予定) 第15-30講 物権(担保物権含む)の最高裁判所判例 夏休みには合宿を行います。 |
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評価方法 (基準等) | | 通常授業と合宿と両方での、報告と質疑応答の内容(50%) そして毎回の小テスト(50%) 合宿も含めて、出席は当然の前提です。公欠は2回まで認めます。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 毎回小テストがありますので、必ず予習をしてきてください。 春学期は、教科書の該当部分と配布プリントを読んでくること。 春学期の15回目以降と秋学期は、教科書の該当部分と判例を読んでくること。 法律の話は私が解説します。しかし、教科書をまったく読んでこないとメモも取れない…これは授業を聞いていればわかると思います。漢字や、法律用語ではない日本語の意味、一人で読んでいるとよく分からない点を、事前にチェックしてきてください。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:春学期は西原愼治『裁判例から学ぶ民事法入門』(久留米大学西原慎治研究室、2013年)ISBN13:978-4535517745 を予定していますが、変更の可能性あり。第一回目の授業を聞いてから購入してください。 秋学期は淡路剛久ほか『民法Ⅱ 物権』(有斐閣、第3版補訂2010年)ISBN13: 978-4641159341・潮見佳男ほか『民法判例百選1』(有斐閣、第7版2015年)ISBN13: 978-4641115231 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワーに、研究室にて。 Eメールでも可能です。(sato@dpc.agu.ac.jp。携帯電話からの場合には、インターネットからのメールを受信する設定にしてからメールすること) |
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備考 | | (1) 受講生にかかわる情報 民法の関係科目を履修済または履修中であることが望ましい。具体的には民事法入門と、法律学科の場合には民法Ⅰ(総則)・民法Ⅱ(物権)・民法Ⅴ(担保物権)、現代社会法学科では民法Ⅰ(総則)、民法Ⅱ(物の利用と法)、金融担保と法など。 (2) 受講のルールに関する情報 ・開始のチャイムまでに着席しておくこと。遅刻は欠席扱いとする。無断退室も同様とする。 ・授業中の私語は禁止する。 ・授業中のゲーム機等の操作は禁止する。違反した者は平常点を減点する。 |
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更新日付 | | 2016/02/10 10:28:40 |