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科目のねらい | | 日本、特に明治時代における宗教と教育の関係を調べていく。激動の時代にあって、従来の価値観が大きく変化したのが明治時代である。西洋の文化の流入、富国強兵の掛け声のもと、天皇制が教育界に定着していった様相、さらに仏教界はキリスト教の浸透に対してどのように対抗策をとったのかも調べる。 学生諸君は研究書を読み、理解し、発表する。他の学生はそれに対して質疑して理解を深める。 |
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到達目標 | | 宗教教育はどうなすべきであるのか?この大きなテーマに向かって授業を進めていきたい。日本は戦後、軍国主義、国家神道を廃して、信教の自由を標榜してきた。その中にあって特定の宗教を中等教育機関にて教えることは、特に公立の場合避けられてきたと言って良かろう。この授業では、明治、大正、昭和、さらに平成の時代にあって宗教と教育がどう関わってきたのかを調べていきたい。 学生は自身で問題意識をもって宗教と教育の関わりについて調べ、発表することにより、問題意識の深化とプレゼン能力の進化が可能となる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.オリエンテーション 2.宗教系の大学、高校とそこでの宗教教育 3.近代日本の宗教と教育 4.明治初頭のプロテスタントと宗教教育 5.カトリックの宗教教育 6.明治前期の仏教教団の宗教教育 7.同 8.新宗教教団と宗教教育 9.現代日本の宗教教育 10.公立学校と宗教教育 11.私学の理念と宗教教育 12.現代の仏教教育の問題点 13.同 14.討論 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 授業への取り組み態度、プレゼンの内容と態度、プレゼン用のレポート、学期末のレポートを総合的に判定する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 発表者は予習に時間を十分かける必要がある。他の学生と討論の後、不明箇所を復習の意味で調べ直す。 小レポートを提出してもらうので、復習にも時間をかける必要がある。 |
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教科書・ 参考書 | | 井上順孝編「宗教と教育」(弘文堂 平成9年 5000円+税)、井上順孝編「教育のなかの宗教」(新書館 1998年 2800円+税)をテキストとするが、購入する必要はない。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 少人数なので、授業中に十分質疑応答は可能であるが、授業以外にも適宜必要に応じて面談し、質問に応じる。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2016/02/16 12:36:11 |