開講年度2016
科目名消費者と法
(全)開講学科現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別春学期
対象学年3年
担当者佐藤 啓子
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
現代社会を生き抜くための消費者法
科目のねらい
消費者トラブルは、若い世代からお年を召した世代まで、幅広く生じています。これからわかるのは、いわゆる「悪徳業者」はあらゆる世代をターゲットにしているということと、消費者トラブルを引き起こすのは悪徳業者だけではないということです。クーリングオフという言葉を聞いたこともあるかもしれません。
この授業では消費者トラブルへの個別的な対処法やそれにまつわる民法条文も出てきますが、そもそもなぜそのような問題が生じるのかという構造、自衛のための組織化つまり消費者団体の役割、そして行政の対応についてもあわせて学びます。
到達目標
以下の4点を理解し説明できることを目標とします。
① 基本的な消費者問題発生の構造
② 欠陥被害の発生構造とそれへの対処
③ 悪徳商法の発生構造とそれへの対処
④ 消費者問題への社会(消費者団体・行政・企業など)の取組み
授業の内容・
計画
およそ以下の順で行います。ただし、小テストや進行の関係で前後することがあります。
また、大きな社会事象があれば変更の可能性もあります。
第1講 そもそも消費者とは何者なのか
第2講 生産と消費
第3講 競争とは
第4講 食品の安全
第5講 製品の安全
第6講 契約とは
第7講 未成年者と高齢者
第8講 クーリング・オフ
第9講 サービス(役務供給契約)
第10講 ネット通販
第11講 マルチ(まがい)商法
第12講 クレジット
第13講 多重債務
第14講 最近の問題
第15講 行政の取り組み・まとめと質問
評価方法
(基準等)
小テスト30%、期末テスト70%で判断します。
課題に真摯にとりくまない場合、私語をやめない場合など、出席態度に問題がある場合には評価に反映させます。
出席は当然の前提です。公欠は2回まで考慮します。
授業外の学修
(予習・復習)
この授業では、予習よりも、毎日テレビのニュースと新聞をチェックすることの方が大事です。(インターネットニュースは、新聞サイトはよいですが、スマホのニュースリーダーはほぼ意味がありません)
また、次回範囲として指定した部分を読んでくることと指示された場合には、読んできてください。
復習としては、民法を含めた基本概念が出てきた場合に、次の回には理解し説明できるようにしてくることが必要です。
教科書・
参考書
坂東俊矢・細川幸一『18歳から考える消費者と法』(法律文化社、第2版2014年)ISBN978-4-589-03612-4
授業中配布する資料も必要です。法令などを各自で印刷して持参するよう指示することがあります。
六法は書籍の形が望ましい。スマホ・タブレットは授業中使用禁止であり、小テストでの使用も認められません。
参照URL
1.なし
質疑応答
授業の前後に教室で受け付けます。
また、オフィスアワー内で、研究室にて受け付けます。
Eメールも可能です。(sato@dpc.agu.ac.jp)
備考
(1) 受講生にかかわる情報
・この授業は、民事法入門、民法Ⅰ(総則)、損害賠償と法を履修済みである方が理解しやすい。
(2) 受講のルールに関する情報
・開始のチャイムまでに着席しておくこと。遅刻は欠席扱いとします。また、担当教員に無断で退室をした場合も同様とします。
・六法を必ず携帯すること。不携帯の場合には減点します。
・授業中の私語は禁止します。また、授業中のスマホ等の操作は禁止します。違反した者は平常点を減点します。
画像
ファイル
更新日付2016/02/10 12:01:42