サブタイトル | | なぜ刑罰を科すのか、どのような場合に刑罰を科してよいのか |
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科目のねらい | | 死刑、懲役刑、罰金刑などの刑罰は、科される側からしてみれば、「殺される」「刑務所に閉じこめられる」「お金を奪われる」といった「苦痛」を意味します。ただでさえ犯罪によって人が苦しんだのに、なぜ、わざわざ刑罰を科して、苦しむ人をさらに増やすのでしょうか。この講義では、この疑問について考えたうえで、刑罰を科してよい場合と、科してはいけない場合とを、感情に流されず冷静に区別するための方法を、考えていきます。 |
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到達目標 | | なぜ刑罰を科すのかを考え、どのような場合に刑罰を科してよいのかを判断する力を身に付けることを目標とします。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 オリエンテーション 2 なぜ刑罰を科してよいのか? 3 死刑制度は存置すべきか? 4 自由刑・罰金刑とは、それぞれどのような刑罰か? 5 我々はどのような手続で処罰されるのか? 6 法律に書かれていない処罰はなぜ許されないのか?① 7 法律に書かれていない処罰はなぜ許されないのか?② 8 刑罰は、何を守るためのものか? 9 「精神障害者も平等に処罰せよ」は正しいか? 10 有罪か無罪かはどのように判断するのか? 11 「構成要件」とは何か? 12 「行為のせいで結果が生じた」といえない場合とは?① 13 「行為のせいで結果が生じた」といえない場合とは?② 14 「害を加えた」と「助けなかった」は同じか? 15 被害者の同意の上でなされた行為は、なぜ処罰されないのか? |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業の内容をしっかり理解するためには、授業後の復習も重要です。刑法総論の本を読むほか、その日の授業のレジュメ・ノート等を見直しながら、頭の中で、「法学部に入らなかった友達に、この内容をどうやって説明しようかな」と考えてみるのも、よい訓練になります(友達がいない場合は、架空の人物でもかまいません)。 |
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教科書・ 参考書 | | ・教科書は特に指定しませんが、自習用に、初回の授業でいくつか紹介します。 ・六法は必ず毎回持ってくること。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業についての質問・相談は、研究室(6511)で受け付けます。オフィスアワーは火曜日の4限ですが、その時間に他の授業が入っている場合には、別の曜日・時間帯でも対応しますので、授業後等に申し出て下さい。 |
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備考 | | ・刑法Ⅰ(総論)Bも受講すること。 ・私語など他の受講生の邪魔になるような行為は禁止します。 |
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更新日付 | | 2016/02/15 15:08:44 |