開講年度2016
科目名応用栄養学 B
(全)開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2012年度入学
健康栄養学科 2008-2011年度入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者森 圭子
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
個人や集団を栄養管理する上での考え方を学習(「日本人の食事摂取基準2015年版」の理解と活用)
科目のねらい
 応用栄養学ではライフステージにおける妊娠や発育、加齢や環境の変化等人体の構造や機能の変化を十分理解した上で、身体状況や栄養状態に応じた「栄養管理」の考え方を理解する。栄養管理を行う上では、栄養状態の評価・判定(栄養アセスメント)を的確に行う必要があり、それをするためには、「日本人の食事摂取基準2015年版」の十分な理解と正しい活用が求められる。「日本人の食事摂取基準2015年版」の策定の基本的留意事項と活用の基本的事項についての理論を学習する。
到達目標
 ①「栄養管理」ができる。栄養管理は他職種ではできない管理栄養士が実践活動で絶えず求められる力である。ライフステージ等における個人や集団の栄養状態をまずアセスメントし→改善可能な問題から改善するように計画→実施→どうであったかを評価し、問題が改善されるまでそれを繰り返す作業である。
 その作業を行うためには、②「日本人の食事摂取基準2015年版」が活用でき、③健康増進、疾病予防に寄与する栄養素の機能等を整理して、健康への影響に関するリスク管理の基本的考え方(確率論)を踏まえた栄養管理や適切な言葉を用いての栄養の指導(説明)ができる。
授業の内容・
計画
1. 講義内容オリエンテーション、管理栄養士における栄養管理(PDCA)の重要性
2.栄養管理と栄養アセスメント(保健・臨床・給食管理の3分野からの理解)
3.栄養アセスメントの4つの方法と具体的な指標の理解
4.日本人の食事摂取基準(2015年版)策定の基本的事項 
5.日本人の食事摂取基準(2015年版)策定の留意事項 
6.日本人の食事摂取基準(2015年版)活用に関する基本的事項1(個人に活用)
7.日本人の食事摂取基準(2015年版)活用に関する基本的事項2(集団に活用)
8.中間テスト
9.エネルギーの考え方1(身体活動レベルとBMI) 
10.エネルギーの考え方2(体重1キロ減量プラン作成) 
11.たんぱく質の考え方(成人、高齢者) 
12.たんぱく質の考え方(乳児期、小児期、妊娠・授乳期) 
13.脂質の考え方1(総脂肪)
14.脂質の考え方2(飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸) 
15.エネルギー産生栄養素バランス、炭水化物、食物繊維の考え方 
試験
評価方法
(基準等)
授業への主体的な参加度(態度、振り返り表への積極的な書き込み・質問)10%、抜き打ちの小テスト10%、中間40%、定期試験40%
授業外の学修
(予習・復習)
 予習または復習では、下記の参照URL1.と2.をスマホに登録し、部分的に何度も読み直す(最低3回)ことを奨励します。
教科書・
参考書
テキスト:「日本人の食事摂取基準(2015年版)」第一出版、
      「応用栄養学」南江堂
参照URL
1.日本人の食事摂取基準2015年版策定委員会報告書
2.日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集について
質疑応答
 振り返り表、または、オフイスアワー(場所研究室14532、火曜3・4・5限、またはメール)を活用して質問をしてください。ただし、自分でも読み直す、考えることが大切です。その努力を忘れないように。
備考
食事摂取基準は我が国のみならず世界中で難解です。したがって、予習はキーワードを中心に教科書で行ってください。毎回講義の最後には学習内容の振り返りを行い、各自学習した内容や復習するポイントを確認して終わりますので、復習を毎日30分以上しっかり行い、次回に備えてください。
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更新日付2016/01/24 15:27:09