サブタイトル | | |
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科目のねらい | | |
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到達目標 | | 脳性麻痺・学習障害は言語発達障害の1分野であり、言語発達障害学 III に相当する。近年の脳機能画像法の進歩によって、ヒトの言語発達と脳との関係やその病態機構が明らかになりつつある。前半では言語発達障害の基礎として、小児神経学・発達神経心理学の立場から脳性麻痺および後天性小児失語、学習障害を含む発達性高次脳機能障害を講義し、後半は言語発達障害のリハビリテーションをより専門的な立場から扱う。GIO(一般目標)は発達を脳の発達の観点から捉え、正常の発達過程とその病態生理を理解することである。SBOs(到達目標)は言語発達障害を運動・情動・社会性・言語・認知・思考の発達性高次脳機能障害として説明できることである。言語発達の体系的な理解は高次脳機能障害の観点から必須であるばかりでなく、脳性麻痺・学習障害を含む言語発達障害は失語症、構音障害、嚥下障害、認知障害に加え、言語聴覚士にとっては子育て支援として今後ますます重要視される領域である。 |
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授業の内容・ 計画 | | 講義(What/Where/Howとイラスト)、視覚的教材呈示、学生による図示を組み合わせて展開する。 1) 序論(言語発達障害総論) 2) 神経系の発達と発達障害 3) 小児神経疾患1 4) 小児神経疾患2 5) 後天性小児失語 6) 発達性言語障害(学習障害、他) 7) 発達性運動性言語障害(脳性麻痺、他) 8) 言語発達段階に即した指導と訓練1 9) 言語発達段階に即した指導と訓練2 10) 言語発達障害別の指導と訓練1 11) 言語発達障害別の指導と訓練2 12) 言語発達障害別の指導と訓練3 13) 働きかけの諸技法 14) 養育・助言指導 15) 総括 |
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評価方法 (基準等) | | 講義時のポップテストによる形成的評価(30%):予習復習に活用と学期末試験(70%;禁忌問題あり)による総括的評価を行なう。遅刻,早退,私語,居眠り等の受講態度も評価の対象とする。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 配布資料により、翌週の小テストの準備をすること。 言語聴覚士のための基礎知識 小児科学・発達障害学は必携。 (小児科学もカバー)
言語発達障害学 I II III のテキストとしては、下記のいずれかが望ましい。 言語聴覚士のための言語発達障害学 言語発達障害学 第2版 (標準言語聴覚障害学) |
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教科書・ 参考書 | | 予習復習事項は毎回呈示.テキスト(予習復習に使用):宮尾益知著、言語聴覚士のための基礎知識 小児科学発達障害学、医学書院(2009)、3675円;参考図書:R.L.Love他著、神経心理学を学ぶ人のための基礎神経学、西村書店(2002)、5500円;岩田誠他編、言語聴覚士テキスト、医歯薬出版(2011)、4200円、参考:小寺富子著、言語聴覚療法臨床マニュアル、協同医書出版社(2004)、6800円(言語臨床);石田宏代著、言語聴覚士のための言語発達障害学、医歯薬出版(2008)、4620円(最新標準版)、言語発達障害学 第2版 (標準言語聴覚障害学) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2016/02/01 12:39:30 |