サブタイトル | | ASDとADHDのある子どもの言語臨床を軸に、アセスメントと支援のあり方を考える |
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科目のねらい | | おもに自閉症スペクトラム障害と注意欠如・多動性障害に起因する言語発達の障害特性を、正常発達と比較しながら学び直すとともに、症状や問題行動の読み取り方を学ぶ。
障害特性を理解する際、発達的特性という視点もあわせて理解できないと、一面的な理解となり、当事者を苦しめることになる。コミュニケーション保障、支援は権利保障であるという視点は重要であり、これこそ言語聴覚士がもつ輝かしい使命で技能であるという精神を、演習を通して学ぶ。
子どもは、特に幼い時期にあっては、家族支援は重要な視点である。社会性障害をはじめ、さまざまな問題行動は、家族を苦しめる。これらに対し、言語聴覚士はどのように向き合うのかを考える。 |
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到達目標 | | 1.言語発達障害のある子どもが示す症状の特異性を、定型発達の差異から説明することができるようになる 2.子ども自身の発達や成育環境との関係の中で生み出される困難さについて説明できるようになる 3.どのようにアセスメントを行い、それをどのように支援に活かすのか、その基本的視点を説明できるようになる 4.各種指導方法の基本的考え方や指導の進め方について、その概略を説明できるようになる |
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授業の内容・ 計画 | | 01.子どもの心とことばの育ち・・・乳幼児期の心とことばの発達の振り返り 02.障害特性と学習スタイルの振り返り 03.障害別アセスメントの目的と方法 04.TEACCHing Autism Program 05.The Picture Exchange Communication System 06.Augmentative Alternative Communication 07.Social Skill Training / Social Story 08.コミュニケーションと育児支援 09.問題行動と家族支援
*この講義では、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害を主に取り上げる。 |
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評価方法 (基準等) | | 1.積極的な学習態度(発言など/5%) 2.レポート(15%) 2.定期試験(80%) |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 1.さまざまな年齢層の定型発達の子どもや言語発達障害のある子どもと触れあい、観察しましょう。 2.予習をしましょう。事前に指定した教科書・参考図書を読んでおくと理解が深まり、発言もできます。 |
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教科書・ 参考書 | | <教科書> 石田広代、石坂郁代編著:「言語聴覚士のための言語発達障害学第2版」医歯薬出版社、4,752円(税込み) <参考文献> 梅永雄二、井上雅彦編著:「自閉症支援の最前線」、エンパワメント研究所、1,500円+税 中邑賢龍著:「AAC入門」、こころリソースブック出版会、1,500円+税 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 1.授業中は口頭にて、授業後は書面にてお願いします。 2.自分で調べ考えることを先行しましょう。 |
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備考 | | 1.言語発達障害学Ⅰ、言語発達学を復習しておきましょう。 2.言語聴覚士を目指す学生にとっては、必須科目です。 3.授業中、名札を机の上に置いてください。 |
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更新日付 | | 2016/02/29 17:09:28 |