開講年度2016
科目名学習情報の収集と提供
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
歴史学科 2015年度以降入学
歴史学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
開講種別春学期
対象学年2年
担当者牧野 薫
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
情報を読み解く力をつける
科目のねらい
 私たちは膨大な情報にかこまれて生活しています。それらの情報にはクオリティの高いものもあれば、ジャンクなものもあります。玉石混淆な情報の海をわたっていくためには、情報リテラシーと呼ばれる航海術が必要となります。情報リテラシーというのは、その情報が信頼できるものかどうか(信頼できるデータに裏づけられているものかどうか)、情報を発信している人は誰かなど、情報についての情報を有することです。それは、情報を読み解く力とも言えます。この授業では、情報を読み解くとはどのようなことであるのかを知り、それを獲得することをめざしています。また、情報を発信する側に立ったときに何が必要とされるのかについても探っていきます。
到達目標
テキスト『3.11後の放射能「安全」報道を読み解く』に基づき、 情報を読み解くとはどのようなことであるのかを、テキストの中の具体的事例を通して理解する。
授業の内容・
計画
 福島の原発事故発生のおり、様々な情報が飛び交いました。「直ちに健康に影響がないレベル」であるとメディアは報じていました。しかしながら、その言葉を信じている人は少なく、何が安全で何が安全でないのか、情報が錯綜して判断がつきかねるという状況におかれているのが実情でした。テキストとした『3.11後の放射能「安全」報道を読み解く』は、そうした情報をひとつひとつ丹念に検討し、そこにある論理の「おかしさ」をあぶり出すことを通して、私たちに必要な情報リテラシーのありかたを指し示しています。授業では、テキストの章立てにしたがって、以下のように読み進めていきます。
 introduction/「安全」報道の事例とその整理/報道を検討するための基本的な知識について/放射能の単位について/報道の検討/基準と数値/「安心」と「安全」/「安全」報道がもたらす効果/「安全」の視点から考える/まとめ
 授業は講義と演習をとりまぜた形でおこなう予定です。受講生のみなさんの積極的な参加を期待しています。
評価方法
(基準等)
定期試験(受講人数によって変更有り)
試験は論述形式です。授業内容をしっかりと習得したうえで、論旨の通った文章を作成することを求めます。
授業外の学修
(予習・復習)
テキストをあらかじめよく読んでおくこと。
授業で配付されたレジュメ・資料を授業後に読み返し、理解を深めること。
教科書・
参考書
テキスト:影浦峡『3.11後の放射能「安全」報道を読み解く』現代企画室、2012年
参照URL
質疑応答
授業期間中の毎週水・金の昼休みに、2号館2階講師控室にて対応します。
備考
授業では出席をとります。
2/3以上の出席がない場合は失格となるので注意してください(公欠は出席扱いしません)。
画像
ファイル
更新日付2016/02/22 14:01:30