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科目のねらい | | 文化人類学は、間口が広く、さまざまな事象を対象とした多様な研究の蓄積がある。春学期においては、「文化」の定義、誤解の多い人種・民族概念の検討、生業、呪術と宗教、分類原理などの問題を扱いたい。毎回、優れた民族誌にみる事例や学生諸君が日常体験するであろう身近な事例を取り上げながらそれぞれのトピックを検討していくが、こうした過程を経て、学説史の一部を概観するとともに、文化人類学がその基本的視点としてきた文化相対主義への接近を図りたいと考える。 結果的には、自文化・異文化を相対的・客観的に見る姿勢を獲得してほしい。 |
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到達目標 | | 文化の多様性を自覚することにより、自文化・異文化を相対的・客観的に見る姿勢を獲得してほしい。また、受講者の多くは1年次生であり、論述式の試験には不慣れであろうが、ノートを上手に取る技術と効率的な論述の方法を併せて学んでほしい。それは単位を確実に獲得し、好成績を得ることに直結するとともに論理的思考力の獲得に繋がるものといえよう。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.文化とは何か? ノートの取り方 2.文化と文化相対主義 3.名前の多様性 4.「人」の分類 5.狩猟採集民の世界 6.農耕民の世界 7.牧畜民の世界 8.食物の分類1 9.食物の分類2 M.ダグラス 10.食物の分類3 M.ハリス 11.宗教、呪術、儀礼 12.邪術と妖術 13.シャーマニズムと医療 14.フィールドワークについて 15. 総括:質疑応答 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験と毎回の小テストにより評価する。両者の評価の比率は72対28とする。定期試験は論述式を基本とし、文化人類学の基礎知識を確認するとともに、論理的な説明能力も評価の対象となる。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 小テストでは前回のキーワード等を確認するので毎回十分な復習が必要である。文化人類学の研究対象は教室外にこそ存在している。異文化理解、あるいは異文化間摩擦に関する報道等について常に関心を持ち続けてほしい。そして、新聞を読もう! |
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教科書・ 参考書 | | 教科書はとくに指定しない。各自の講義ノートを良きテキストにしていこう! 参考文献は適宜指示するが購入の必要はない。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業時間内に遠慮なく質問してほしい。個別の方がよいと判断される内容については、オフィスアワーその他、適時質問されたい。 |
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備考 | | オフィスアワー:木曜15:20-16:40。3号館4階東棟 3438研究室 |
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更新日付 | | 2016/02/12 14:34:36 |