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科目のねらい | | この授業では、私たちの日常的なコミュニケーション活動に注目し、それを通じて社会における言語の働きについて考えます。言語コミュニケーションは単なる情報のやりとりだと言われることがありますが、これはあまりにも単純な見方です。人と人がことばを交わすとき、私たちは無意識のうちにとても多くの判断を同時にしかも瞬時に行なっています。また、会話をするさいの暗黙のルールがいくつもあります。さらに、実際に言われたことに加え、会話の含みのように本当は何も言っていないのに相手に伝わるメッセージもあります。このようにコミュニケーションとは私たちの想像をはるかにこえた複雑な現象です。この授業では、記号としての言語の働きやコンテクストの重要性、そして言語の社会行動的側面に留意し、コミュニケーションの仕組みを明らかにします。また、この授業では、英語におけるコミュニケーションのあり方にも光をあて、日本語のコミュニケーションとの類似点と違いを浮き彫りにします。そのさい、映画などから収集したデータを資料として用います。 |
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到達目標 | | 人間の言語およびコミュニケーションの本質を深く理解すること。 |
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授業の内容・ 計画 | | この授業では、毎回のように配布する記入式のプリントを中心に授業を進めます。また補助的な配布資料やパワーポイントなどを用いて授業プリントの内容を補完します。授業中は皆さんにもいくつかの問題について考えていただく機会を設けますので、積極的な参加を期待します。授業のスケジュールは次のとおりです。
1. 英語学とは? 2. 記号としての言語 (1) 3. 記号としての言語 (2) 4. 多義性 5. 文の解釈と曖昧性 (1) 6. 文の解釈と曖昧性 (2) 7. 協調の原理と会話の行動指針 (1) 8. 協調の原理と会話の行動指針 (2) 9. 協調の原理と会話の行動指針 (3) 11. 会話の含意はどのように生まれるか (1) 12. 会話の含意はどのように生まれるか (2) 13. 発話行為 (1) 14. 発話行為 (2) 15. ポライトネス |
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評価方法 (基準等) | | 主に授業への取り組み (約40%) と試験 (約60%) により評価します。試験は定期テストを実施します。詳しくは最初の授業で説明します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業の性質上、予習は必要ないが、プリントの授業で進んだ部分を次の授業までに復習しておくこと。 |
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教科書・ 参考書 | | |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業終了前の数分間またはオフィスアワーで授業内容に関する質問に答えます。 |
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備考 | | 前田ゼミに所属する人は、ゼミの性質上、この授業を受講することが望ましい。また、授業の妨げになる私語やエスケープ、許可なきスマートフォンの使用厳禁。エスケープは2度発覚すると単位無効。 |
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更新日付 | | 2016/02/18 06:05:21 |