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科目のねらい | | 貨幣史研究は、文献史学・経済史・考古学などのさまざまな領域から深められてきたが、本授業では貨幣が有する政治性に注目する。中世後期から統一政権が誕生し、元禄改鋳によって近世貨幣制度が定着するまでの時期を対象に、貨幣流通の状況に対し、政治権力がどのような政策を行ったのか考察するとともに、統一政権の形成と展開過程の一端を明らかにしたい。 |
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到達目標 | | 1.中世後期から近世中期までの貨幣流通の実態や貨幣政策から、統一政権の形成と展開過程についての理解を深める。 2.研究史の整理や史料批判などの日本史研究に必要な方法を身につける。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業は史料や図表などを読み解きながら進める講義形式で行う。
1.はじめに(ガイダンス) 2.貨幣史研究の現状と課題 3.中世後期の貨幣流通 4.撰銭令について 5.戦国大名と銀 6.貨幣流通の地域性と重層性 7.織田政権の撰銭令 8.豊臣政権の貨幣政策 9.慶長金銀の発行と徳川政権 10.寛永通宝の鋳造と家光政権 11.家綱政権の寛永通宝増鋳 12.元禄改鋳と綱吉政権 13.宝永改鋳 14.正徳・享保期の貨幣政策への展望 15.まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験の成績(80%)や授業への取り組み(20%)をもとに総合的に判断する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 【予習】 授業プリントを読んだ上で授業に臨む。 【復習】 授業プリントやノートを読み返すとともに、授業中に紹介された参考文献を読んで理解を深める。 |
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教科書・ 参考書 | | 【教科書】 教科書の代わりにプリントを配布する。 【参考書】 授業中に紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問は授業時間の前後に教室で受け付けます。授業の内容に疑問があれば積極的に質問してください。 |
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備考 | | 授業の理解を深めるために、秋学期開講の「日本史特殊研究B-Ⅱ」もあわせて履修することが望ましい。 |
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更新日付 | | 2016/02/09 21:51:33 |