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科目のねらい | | 「朝倉英林壁書」と「今川仮名目録」は、戦国期の代表的な家訓と分国法である。16世紀には諸国に戦国大名があらわれ、大名は自身の支配する国を自身の家政をつかさどる家臣団を通して支配した。在地では地下のひとびとが村や町を自身の力で運営するようになった。現在の地域社会の原型がつくられた時代だった。授業では、大名が戦国大名の家訓と分国法を通して、この時代の社会についての基礎知識を身につける。 |
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到達目標 | | 越前朝倉氏の「朝倉英林壁書」を読むことで、応仁の乱を通して戦国大名となった朝倉英林の家臣の掌握、国内支配の方法を学ぶ。 駿河・遠江の大名・今川氏の分国法『今川仮名目録』を通して、喧嘩両成敗法・寄親寄子制など、この時期の基本的な支配方法や制度について学ぶ。これにより、自身で史料を読み解く力を身につける。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業は、史料の本文を輪読し、解釈するからちで行う。 1 「戦国時代の家訓と分国法」 2 朝倉英林壁書(1,一族と家臣) 3 朝倉英林壁書(2,寺社と城) 4 「今川仮名目録」について(レクチュア) 5 『今川仮名目録』を読む(第1~5条) 6 〃 (第6~10条) 7 〃 (第11~15条) 8 〃 (第16~20条) 9 〃 (第21~24条) 10 〃 (第25~33条) 11 『かな目録追加』を読む(第1~5条) 12 〃 (第6~10条) 13 〃 (第11~14条) 14 〃 (第15~18条) 15 〃 (第19~21条) |
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評価方法 (基準等) | | 毎回、指名し口頭で内容を説明させる。出席を確認する。また、期間内に小テストを行う。評価は、試験の結果に口頭発表の内容・小テストの内容を加えて行う。評価基準は、試験が75%、小テストが25%。なお、出席は当然のことなので、欠席しないこと。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 1 わからない単語などは、 『国史大辞典』『日本史大事典』『日本国語大辞典』、人名は『戦国人名辞典』など。 2 今川氏を知ろうと思ったら 有光友学編『戦国大名論集 11 今川氏の研究』など。 最近の文献は『戦国史研究』の末尾に文献目録があるから参照してみよう。 3 地名がわからなかったら 『角川日本地名大辞典』、『日本歴史地名大系』を参照しよう。 |
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教科書・ 参考書 | | 【教材】 『中世政治社会思想 上』(岩波書店)の本文をコピーして配布する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業中にわからないことがあったら聞くこと。 いつでも研究室へどうぞ。 |
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備考 | | 高校時代に使った国語辞書・古語辞書・電子辞書を毎回持参する。 |
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更新日付 | | 2016/01/28 16:36:02 |