サブタイトル | | 東洋と西洋を架橋する回廊:イスラム世界の拡大と国際交易ネットワーク |
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科目のねらい | | 7世紀に誕生したイスラム世界は、ユーラシア大陸の東と西を結ぶ回廊の中核を占め、多様な文化圏の交流の舞台となってきた。イスラム世界は移動と通商を奨励する極めて開放的な構造をもち、文化交流をその発展の原動力としていた。イスラムの平和のもと、陸と海の道を通して、人やモノの移動とともに文化・思想・技術の伝播がなされた。イスラム世界を経由して西洋にもたらされた知は、ルネサンスや科学革命の基盤ともなった。本講義では、イスラム世界の拡大とその結果形成された国際交易ネットワークに焦点をあて、東西交流の諸相をたどり、さらに大航海時代以降の変化を考察する。 |
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到達目標 | | イスラム圏を軸として東西交流の歴史的諸相を理解する。 イスラム圏とヨーロッパとの関係の変遷をたどることで、他のアジア地域と対比させつつ、16世紀以降におけるヨーロッパ世界の拡大が非ヨーロッパ地域に与えた影響について考察できるようにする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 歴史上のグローバル化の諸段階:イスラム圏とその他の諸文明圏 第3回 イスラム世界の誕生と広がり 第4回 イスラムと商業 第5回 アッバース朝時代の交易ネットワーク 第6回 ペルシア湾ルートから紅海ルートへ 第7回 12世紀ルネサンスの衝撃:文化伝播の一断面 第8回 モンゴルの平和の下で 第9回 地中海世界の商業と十字軍 第10回 パクス・イスラミカの時代における東西交易(1):三大イスラーム帝国の鼎立 第11回 パクス・イスラミカの時代における東西交易(2):オスマン帝国を事例として 第12回 ヨーロッパ拡大以前の諸地域システム 第13回 大航海時代とインド洋海域 第14回 東インド会社の役割 第15回 世界の一体化と植民地時代 |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:講義中に紹介する参考文献を各自で予習。 復習:講義中に配布する資料やハンドアウトを復習。 |
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教科書・ 参考書 | | 教科書は特に指定しない。資料やハンドアウトを配布する。参考文献は講義中に適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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画像 | | |
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ファイル | | |
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更新日付 | | 2016/02/12 15:22:56 |