開講年度2016
科目名仏教美術Ⅰ
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
開講種別春学期
対象学年3年
担当者大羽 恵美
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
仏像の見かた:仏教図像学の基礎
科目のねらい
仏像と聞くと、阿弥陀さん、お不動さん、お地蔵さんなどが身近に感じられるかもしれません。身近には大須観音や笠寺観音のような観音様をお祀りする寺院があります。最近ではラグビー日本代表の五郎丸選手が手で結ぶポーズが岐阜県関市の通称関善光寺の仏像の結ぶ印によく似ているとして話題になりました。この講義では私たちの身近にある仏像を中心に、どのような仏像があるのか、どうしたら仏像を見分けることができるか(例えば訪れた寺院で仏像を見て「この仏像は阿弥陀である」と分かる)、仏像を見分けるポイントは何か(仏像のどこを見たら見分けることができるのか)、を学びます。同時に名作とされる仏像を鑑賞できるようになることを目指します。
1)仏像を鑑賞する上で最低限必要となる知識を得る 
2)仏像を見分けることができるようにする(尊格同定) 
3)重要な仏像や基準作となる仏像の特徴を理解する 
4)仏像制作の背景を考察する
到達目標
仏像を鑑賞する基礎的な素養を身に付ける。それぞれの仏像の種類や特徴を理解し、自分の言葉で記述・説明できるようになる。
授業の内容・
計画
仏像の種類を如来・菩薩・明王・天とその他に分けてそれぞれの特徴を解説します。作例としては代表的な名作を挙げるとともに、愛知県や近県に所在する身近な仏像を取りあげるようにします。 
1. オリエンテーション 講義の概要の説明と仏教美術を学ぶ意義について  
2.仏像の種類と形 
3.如来① 釈迦如来 
4.如来② 大日 
5.如来③ 阿弥陀と薬師 
6.菩薩① 様々な観音 
7.菩薩② 文殊と普賢など 
8.菩薩③ 弥勒と地蔵など 
9.明王 不動明王など 
10.天 四天王など 
11.その他 高僧や羅漢像など  
12.仏塔 
13.集合尊 
14.マンダラ 
15.全体のまとめと復習 
評価方法
(基準等)
平常点10% レポート40% 定期試験50%
授業外の学修
(予習・復習)
寺院や美術館・博物館を訪れて実物の仏像を鑑賞し、レポートを作成する準備をしてください。課題は最初の授業で説明するので締切までに興味に応じて自ら調べて完成させるようにしてください。
教科書・
参考書
授業で使用したパワーポイントのノート(画面印刷)を配布するので資料として利用してください。参考文献は随時紹介します。
参照URL
質疑応答
講義前後に教室で行います。講義の最後に提出するシートに質問を記入できるようにします。次の授業で回答するようにします。
備考
講義はパワーポイントによるプレゼンテーションを中心とします。仏像鑑賞に不可欠となる資料(図や用語集など)を配布するので、講義中は常に手元に置いて参照してください。毎回講義終了後に質問とコメントを記入するシートを回収します。自分の言葉で記述・説明する練習とします。
画像
ファイル
更新日付2016/02/15 10:28:43