サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | 日本を含めた東アジアの仏教文化を研究する場合にも、東南アジアやチベットなどの他地域に伝わった仏教を見る場合にも、出発点であるインドの仏教を知っておくことは大きな助けとなります。本講義では、仏教の源流であるインド仏教の思想を分かりやすく解説し、美術史も含め、いろいろなインド仏教の文化を紹介することを目的とします。 講義では、仏教と他宗教の交流に特に注目し、インドの伝統宗教であるヒンドゥー教や、仏教と並んで異端とされるジャイナ教などとの比較も行うことで、世界3大宗教のひとつに数えられる仏教の普遍性と特殊性を探っていきます。 受講生には、インドの風土を身近に感じてもらえるよう、映像資料なども積極的に使用します。また、配布資料などで、原典およびその翻訳も紹介することも予定しています。 |
|
|
到達目標 | | 仏教の源流であるインドの仏教について理解を深め、各自の研究や実践に役立つ知識を獲得する。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 1.オリエンテーション 2.古代インドの宗教と社会 3.仏教誕生以前のインドの宗教的思索(ウパニシャッド) 4.仏教誕生の頃のインドの死生観(六師外道の死生観) 5.ゴータマ・ブッダ(釈尊)の時代 6.ブッダの宗教思想 7.インド仏教史をいかにとらえるか 8.ジャイナ教の思想 9.ギリシア人王メナンドロスと仏教僧ナーガセーナとの対話 10.経典の編纂と初期の仏教教団 11.アビダルマ(阿毘達磨)の伝統と仏教教理の体系化 12.世親(ヴァスバンドゥ)と倶舎論 13.スリランカと仏教 14.東南アジアと上座部仏教 15.まとめ |
|
|
評価方法 (基準等) | | 定期試験を行うが、知識の量や正確さを問うものではなく、授業の中で扱った話題によるものとする(60%)。普段の出席や受講態度も考慮します(40%)。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | 原典およびその翻訳を配布した際は、目を通しておいてください。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 毎回資料を配付するので教科書は特に定めない。参考文献は授業時に適宜指示する。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | |
|
備考 | | |
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2016/02/15 08:20:20 |