サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 人は日常生活を捨てて放浪の旅に出る。 放浪の精神を、ヨーロッパ文学の中に読み解く。 |
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到達目標 | | 人は何のために放浪の旅に出るのであろうか。 ある者は日々の生活に嫌気を覚えて、過去をいさぎよく捨て去ろうと誓いを立てる。また、ある者は何かの重大な失敗が原因で、故郷からの脱出を余儀なくされる。そして別のある者は、現実生活に囚われない、人間の純粋な生存方法を発見しようと企てるであろう。
そこで、この講義では、放浪の精神をサミュエル・ベケットという作家の文学作品の中に読み取っていきます。この作家は1906年生まれのアイルランド人ですが、後にフランス語で作品を書きました。戯曲『ゴドーを待ちながら』では、放浪の二人連れが、生きるとは何かを問い詰めます。小説『モロイ』では、真の自己を求めて放浪の旅に出ます。 はたして、放浪は人間に生きる価値をもたらすであろうか。共に考えていきたい。
教室では、文学的背景を理解するために、ビデオ映像も活用して授業を進めます。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1・2---放浪の目的 3・4・5…ベケット、『ゴドーを待ちながら』 6・7・8…「夜のねぐら」 9・10・11…「夜の悪」 12・13・14…「別の所」 15…ビデオによるヨーロッパ文化,「フランス革命」ほか |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | ベケットの戯曲、『ゴドーを待ちながら』を精読する。 |
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教科書・ 参考書 | | <テキスト> 堀田敏幸著、『ベケット・放浪の魂』、沖積舎、3,500円+税、<扱「丸善」>
<参考書> ベケット、『ゴドーを待ちながら』、白水社、1,200円+税 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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画像 | | |
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ファイル | | |
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更新日付 | | 2016/02/14 09:14:55 |