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科目のねらい | | 現代日本では自明とされる「人権」だが、往々にして踏みにじられるものでもある。よって、様々な憲法や法規の学びを通して、「人権」の意義を知り、また、人類が「人権」をどのように確立してきたかを学ぶ。 続いて、仏教の人間観を通して、平等と差別に対する根源的な思想を各自に学んでもらいたい。そのために、インド・中国・日本と展開した仏教史の中から、本講義に関係ある諸事象を抽出し、考察する際の題材として提供する。 |
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到達目標 | | 人権問題についての理解と、平等と差別に対する考察を経て、各受講者には、人間の尊厳性を知ってもらい、調和の取れた人格を形成してもらいたいと思っている。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1、はじめに 「人権」とは何か? 2、諸憲法や法規に見える「人権」 3、「人権」確立の歴史 4、インドにおける四姓制度と和合僧 5、「仏性思想」と「五性各別思想」(1) 6、「仏性思想」と「五性各別思想」(2) 7、仏教における「性差別」問題(1) 8、仏教における「性差別」問題(2) 9、仏教における「業病」「障害者差別」問題(1) 10、仏教における「業病」「障害者差別」問題(2) 11、日本仏教における差別事象(1) 12、日本仏教における差別事象(2) 13、日本仏教における差別事象(3) 14、破壊的カルトにおける人権問題 15、各種人権問題のまとめ |
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評価方法 (基準等) | | 期末のレポートが70%、出席状況や授業態度が30%。それらを総合して判断する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | ・予習については特段要しないが、普段からテレビ・ネット等を通じて、人権関連のニュースがあれば興味を持つようにして欲しい。
・復習については、配布プリントや講義時間中に各自で作ったノートを整理するようにして欲しい。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉特になし。各回プリントを配布する。 〈参考文献〉『人権宣言集』岩波文庫・1996年、井上ひさし・樋口陽一『「日本国憲法」を読み直す』岩波現代文庫・2014年、『差別語を考えるガイドブック』曹洞宗宗務庁・1992年、『性差別する仏教』法蔵館・1991年
※他は講義の中で、適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問等については、各講義時間終了時にまとめて聞く。あるいは授業時間外であれば、教室や禅研究所(7号館裏)・研究室(2426)等で聞き、メール等も受け付ける。 |
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備考 | | ・授業中の私語・飲食等、授業に関係のない行為は慎むこと。
・携帯電話・スマホ等の通話・操作などは厳禁とする。
・講義時は、各種配布物と板書を併用する。 |
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更新日付 | | 2016/02/24 11:50:02 |