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科目のねらい | | 現代社会において,事件・事故,テロや虐待など理解し難い様々な出来事や問題が毎日のようにマスメディアによって報道されています。 そんな大事にならないまでも、 日常においても、友人や家族、学校や職場の中ですれ違いや溝の深まりといった人間関係のいざこざや混乱は枚挙にいとまがありません。 心理学は文字通りひとのこころを理解するための学問ですが,その中でも臨床心理学はその知識を活用して人間同士の理解を深めていく学問です。相手の気持ちなって相手の悩みや苦しみを受けとめる態度,つまり共感的理解が相手をより深く理解することに繋がります。 そこで、今年度の「人間行動の理解Ⅱ(特定主題科目I-II)」では、心理療法のひとつである「交流分析」を取り上げ、その基礎的知識および技法を概説します。 |
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到達目標 | | 交流分析の専門用語と4つの分析方法を理解し、それらを駆使して自己および他者を客観的に分析出来るようになること、換言すれば、授業中での演習や事例を通し、臨床心理学的なものの見方、人との接し方、自身への様々な振り返りを深めることで、より良い人間関係とより建設的な生き方を目指します。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.交流分析 -自己を知る法- 2.構造分析(1) 三つの私に気付く 3.構造分析(2) 三つの私を見わける 4.構造分析(3) エゴグラムの形と性格傾向 5.交流パターン分析(1) コミュニケーションを分析する 6.交流パターン分析(2) 相補的交流 7.交流パターン分析(3) 交叉的交流 8.交流パターン分析(4) 裏面的交流 9.交流の動機(1) ストローク 10.交流の動機(2) 時間の構造化 11.交流の動機(3) 人生の構え 12.ゲーム分析(1) ディスカウント 13. ゲーム分析(2) ラケット 14. 脚本分析(1) 禁止令とドライバー 15.脚本分析(2) 人生ドラマ |
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評価方法 (基準等) | | 1)定期試験の成績40% 2)レポート・小テスト30% 3)平常点(受講態度等)30% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 既に交流分析を理解しているあるいは知っている方は、用語や分析の再確認をして欲しいと思います。また、受講される多くの方が交流分析に馴染みがないと思いますので、予習よりも復習、特に講義内で示した例を自分に当てはめ直し、専門用語を正確に理解するよう心掛けて下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト 「交流分析のすすめ -人間関係に悩むあなたへ-」 杉田峰康 著 日本文化科学社 2011 ¥1400+税 〈日進学舎は成文堂にて、楠元学舎は学舎内の書店にて販売〉
参考文献 講座・サイコセラピー8「交流分析」」 杉田峰康 著 日本文化科学社 2002 ¥1890+税 【146.3/09/8】 初学者のための交流分析の基礎 中村延江ほか 著 金子書房 2012 ¥2600+税 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 直接であれば、講義の前後、もしくはオフィスアワー(木曜日)を利用して下さい。 |
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備考 | | *本講義は、春学期・秋学期ともWeb抽選による受講者数調整科目(上限50名)です。 *30分以上の遅刻は欠席、遅刻3回は欠席1回となります。 *ほぼ隔週、レポート提出の課題または小テストがあります。 *ビデオ、DVD、パワーポイント、配付資料等も使用します。 |
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更新日付 | | 2016/02/13 16:05:51 |