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科目のねらい | | 心理学ⅠおよびⅡでは、多くの理論や事象の紹介を行っていますが、各理論や事象は、実験や調査で得られたデータに基づいて説明が行われています。そこで、本講義では、受講生のみなさん自身に、実験者および実験参加者を体験してもらうことによって、仮説の検証に関する考え方からデータの収集方法および結果の解釈に至るまで、心理学の基本的な方法論についての理解を深めてもらいたいと思います。また、各実験課題が終わるごとに実験の方法と結果を報告するレポートを作成することにより、適切なデータ報告の方法を習得してもらいます。 |
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到達目標 | | 本講義を履修することで、以下のような力を身に着けることを目標とします。 <知識>心の仕組みや働きを明らかにするための様々な方法論を概説することができる。 <態度>心の仕組みや働きを明らかにするための科学的な手続きと正確なデータ収集の重要性を認識する。 <技能>厳密な手続きに基づいてデータを収集し、そのデータを用いて論理的な報告書 (レポート) を作成することができる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1. ガイダンス、心理学実験の考え方とレポートの書き方 2. ミュラー・リヤー錯視1 3. ミュラー・リヤー錯視2 4. 大きさの恒常性1 5. 大きさの恒常性2 6. 鏡像描写1 7. 鏡像描写2 8. 系列位置効果1 9. 系列位置効果2 10. 心理尺度の構成1 11. 心理尺度の構成2 12. 心理尺度の構成3 13. 潜在態度1 14. 潜在態度2 15. 予備実験
※このうち何週かはコンピューターの利用できる教室に移動して作業を行う予定です。 |
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評価方法 (基準等) | | 実験レポート60点 (10点×6課題) と授業への取り組み等の平常点40点の合計で評価します。 遅刻は3点、欠席は7点の減点とします。 実験レポートを1つでも提出しなかった場合には失格とします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日常的に、アンケート、調査等に参加したり、それらの結果を見たりする際には、どのようにしてデータの収集が行われているのかについて注意を向けるようにしてください。 講義で集めたデータをもとに、レポートを作成していただくことになりますが、レポート作成の際は、インターネットにあがっている情報を参照するのではなく、図書館に行って本や論文を直接読んで、参考にしてください。 |
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教科書・ 参考書 | | <教科書> 大和田智文・鈴木公啓 (編著) (2016) 「心理学基礎実験を学ぶ-データ収集からレポート執筆まで」 北樹出版 2400円+税 (成文堂で購入できます)
<参考文献> 木下富雄他 (編) (1991) 「教材心理学」 ナカニシヤ出版 利島保・生和秀敏 (編著) (2008)「心理学のための実験マニュアル-入門から基礎・発展へ」 (第13版)北大路書房 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問などがある場合は、講義中でも遠慮なく聞いてください。不明な点をそのままにしておくと、間違った手続きで実験や調査を進めてしまう可能性がありますので、不明な点は随時聞くようにしてください。 |
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備考 | | 本講義はWeb抽選による上限30名の受講者数調整科目です。以下の条件に当てはまる人物の受講を期待します。 1. 心理学ⅠまたはⅡの単位を既に修得している者 2. 遅刻、欠席を絶対にしない者 (ペアやグループで実験を行うため、遅刻・欠席厳禁とします) 3. 6回のレポート提出をこなす自信のある者 (毎回計算を行ったり、自分で文献を調べたりする必要があります) |
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更新日付 | | 2016/02/09 17:41:57 |