サブタイトル | | |
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科目のねらい | | これから薬学を学ぶ皆さんにとって、医薬品の作用の対象であるヒトの体の構造と機能についての正しい知識と理解は必須のものである。本講義では、われわれヒトを含む動物の体のしくみを分子レベル、細胞レベル、全身(生体システム)レベルで学び、生物の理解に必要な基礎知識と概念を身につける。また、学習を通して、生命活動の複雑さと巧みさを実感する。 |
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到達目標 | | 単に生物学の基礎知識を身につけるだけでなく、得た知識を使って自分や他の生物の体内で起きていることを人に説明できるようになる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.細胞の基本構造と多様性 細胞の基本構造を概観し、体が多様な細胞から成ることを学ぶ。 2.細胞を構成する物質 細胞の主要成分である水、タンパク質、核酸、多糖類、脂質について学ぶ。 3.細胞小器官と細胞膜の構造と機能 核、小胞体、ゴルジ装置、ミトコンドリア、細胞膜等について学ぶ。 4.代謝とエネルギー生産 解糖、TCA回路、電子伝達系と酸化的リン酸化を通したATP産生について学ぶ。 5.酵素と代謝調節 酵素の機能とその活性調節について学ぶ。 6.タンパク質の多様な機能 受容体、チャネル、膜内輸送タンパク質などについて学ぶ。 7.細胞の形と運動に関わるタンパク質 細胞骨格、モータータンパク質、接着タンパク質などについて学ぶ。 8.細胞間の情報交換と細胞内シグナル伝達 神経による情報伝達、ホルモンによる情報伝達、接触による情報伝達について学ぶ。 9.恒常性の維持(ホメオスタシス) 神経系と内分泌系による、内部環境を一定に保つメカニズムについて学ぶ。 10.神経細胞(ニューロン) 神経細胞の基本構造とインパルス発生メカニズムについて学ぶ。 11.神経系 神経系の構成、自律神経系の機能、内分泌系との関連について学ぶ。
*数字は必ずしも授業回数とは一致しない。 |
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評価方法 (基準等) | | 毎回の小テスト(30%)と期末試験(70%)の得点に基づいて評価します。 小テストは出席確認を兼ねており、欠席が多い場合には減点となる。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習をして授業に臨んで下さい。授業で理解できなかったことは直ぐに質問するか、教科書を読み直して理解に努めてください。授業が難しいと感じた場合は「生物学の基礎」の授業にも出てください。 |
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教科書・ 参考書 | | 教科書: 和田勝著 「基礎から学ぶ生物学・細胞生物学」第3版 羊土社
参考図書:キャンベル 生物学 (丸善):米国の大学生向け生物学教科書。より深い理解のために有用だが高価。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | オフィスアワー:原則として午前中ですが、事前連絡があればいつでも受け付けます(居室は4号館3階の生物学教室内)。eメールでの質問・相談も受け付けます。アドレスは授業の中でお知らせします。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2016/02/10 14:24:17 |