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科目のねらい | | 教育というと、学校で教えることと学ぶことだと思うかもしれません。しかし、教育は何も学校の中だけのものではないのです。私たちが現在学んでいるような学校は、たかだか百数十年ほどの歴史を持つ制度でしかありません。この授業では、教育がなぜ学校の中(だけ)のことだと考えられることになったのかを、この社会の成り立ちから考えるとともに、そこで忘れられている、人が人として生きるためにこそ教育が必要であることを考えていきます。それはまた、受講者の皆さん自身がこれからどう生きていったらよいのかを自分で問い返すことにもなるのではないかと思います。 教育学Ⅰ・Ⅱはともに「人として生きるための教育学」をテーマとしていますが、教育学Ⅰでは主として「学校」を切り口に、「教育=学校」という図式から頭を解放して、あらためて教育について考えていきます。 |
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到達目標 | | 近代社会において必要とされた学校のありかたを知ることを通して、近代学校という枠組みを解いた教育のありかたを考える。 |
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授業の内容・ 計画 | | 〈第1回〉 introduction 〈第2回〉 学校とは何か? 〈第3回〉 校則の意味 〈第4回〉 ヒドゥン・カリキュラムと学校文化 〈第5回〉 近代社会と学校 〈第6回〉 「国語」について 〈第7回〉 近代国民国家と「国語」 〈第8回〉 勤勉イデオロギーと学校 〈第9回〉 マージナルな学校(1) 〈第10回〉 マージナルな学校(2) 〈第11回〉 マージナルな学校(3) 〈第12回〉 再び、学校とは何か? 〈第13回〉 なぜ勉強しなければならないのか? 〈第14回〉 学びの主体性 〈第15回〉 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験 試験は論述形式です。授業内容をしっかりと習得したうえで、論旨の通った文章を作成することを求めます。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業では多くのレジュメ・資料が配付されるので、授業後に読み返し、理解を深めること。 |
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教科書・ 参考書 | | 参考文献: 苅谷剛彦『学校って何だろう』ちくま文庫、2005年 内田樹『街場の教育論』ミシマ社、2008年 田中克彦『ことばと国家』岩波新書、1981年 その他随時紹介 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業期間中の毎週水・金の昼休みに、2号館2階講師控室にて対応します。 |
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備考 | | 授業では出席をとります。 2/3以上の出席がない場合は失格となるので注意してください(公欠は出席扱いしません)。 |
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更新日付 | | 2016/02/22 14:02:53 |