サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 教育という営みは人間が〈人間らしく生きること〉や人間として〈幸福に生きること〉を願い、それを援助する行為であると、私は考えます。実際、親や教師たちをはじめ多くの大人たちは、子どもや若者が〈人間らしく生きること〉、〈幸福に生きること〉を願いながら、次世代を担う子どもたちが一人前の人間として成長していく、人間形成という営みに携わっています。また、子どもや若者をはじめとする多くの学習者が、自らの人生を人間らしく、より幸福に生きるために学びの場にいると思います。しかし、この人間らしく生きることや幸福に生きることといった教育や学習の目的には、集団や個人により様々な考え方があり、そのあり方は必ずしも一致したものではありません。 本講義では、様々な教育・学習のあり方をとおして、①<教えること・学ぶこと>に関する本質、目的、思想などの基礎的・基本的事項を理解していくとともに、②現代日本の教育の現状に即して、<教えること・学ぶこと>のあり方を考える力をはぐくんでいきたいと思います。 |
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到達目標 | | 上記のように、本講義のねらいは、教育の本質、目的、思想など基礎的・基本的事項を理解し、現代日本の教育の現状に即して、<教えること・学ぶこと>の在り方を考える力をはぐくむことです。そこで本講義の到達目標は、教育に関する基礎的・基本的事項を理解し、自身のまわりの具体的な教育事象を論理的に考察し、主体的に問題解決しようとする態度や能力を形成することにあります。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.教育学Ⅰを学ぶにあたって~序論~ 2.教育の対象としての人間~人間の特種(殊)性と教育~ 3.教育の目的・目標~教育目的の類型~ 4.人間の発達と教育①~人間の発達の諸特徴~ 5.人間の発達と教育②~発達観の変遷~ 6.子どもの生活と教育~子育てと親育ち~ 7.近代公教育思想の系譜①~コメニウス、ロック、ルソー 8.近代公教育思想の系譜②~ペスタロッチ、フレーベル 9.近代公教育と義務教育制度~義務教育制度の確立過程~ 10.現代教育の思想①~デュ-イ、ブルーナー 11.現代教育の思想②~イリッチ、ロングラン 12.現代教育と教育費負担~私費負担と公費負担~ 13.教育課程の編成~教育課程の類型~ 14.家庭の教育機能~教育基本法の家庭教育条項~ 15.地域社会と教育~学校・家庭・地域社会の連携~ 16.試験~この講義での学習内容の確認~ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(70%)、小テスト並びに授業参加への積極性(30%)で評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日頃の生活の中で各種のメディアを活用し、現代の学校の状況や子どもたちの学び・育ちの環境についての情報を獲得し、それらを論理的に理解し、具体的な課題の解決方法を探究することを心がけてください。 受講後、受講ノートの整理を行って下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉篠田弘編『資料でみる教育学ー改革とこころの時代に向けての』(福村出版 2007年、2,600円+税)。このテキストは教育学Ⅱ(秋学期:井上知則担当)でも継続して使用します。 〈参考文献〉篠田弘他編『新版 子どもの教育の歴史』(名古屋大学出版会、2008年、2800円+税)など。その他講義で随時指示します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 月曜日12:40~13:30。WebCampusⅢ等を利用して、井上まで連絡ください |
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更新日付 | | 2016/02/22 10:20:35 |