開講年度2015
科目名多国籍企業論
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者丹下 博文
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
21世紀における企業経営の多国籍化への的確でタイムリーな戦略的対応
科目のねらい
企業の多国籍化が大企業だけでなく中堅・中小企業にも拡大してきており、あらゆる業種、例えばモノづくりを行う製造業であろうと、サーブス産業や情報産業、金融業などに取り組む非製造業であろうと多国籍化は避けて通れない時代になりました。そこで本講座では、経営学部や経済学部の学生の就職活動にも役立つような学術的・理論的な知識の習得とともに実践的・戦略的なビジネス能力の向上も科目のねらいとします。
到達目標
企業の経済活動のグローバル化の進展によって国際経営やマーケティングは進化しています。そこで本講座は企業論から始まって、国際化やグローバル化を背景に多国籍企業論へと発展していきます。今日の21世紀というグローバル化の時代に企業の経営管理、マーケティング・販売、物流・ロジスティクス、人事管理、会計経理、研究開発などに携わる者にとり、大企業や中堅企業だけでなく中小企業やベンチャー企業に関しても今日では多国籍企業論は必要不可欠な必須科目になりました。このため本講座では21世紀に入ってからの企業経営の急速なグローバル化にともなう多国籍企業の多様な活動を中心に学習を進め、多国籍企業の理論面とともに実践面における知識の習得を目標にします。なお、教科書を理論的かつ実践的に学びやすくするためにDVD教材やプリント教材等を活用していきます。また、多国籍企業の学習に必要不可欠な英語の習得も視野に入れた授業展開を目指します。
授業の内容・
計画
1. オリエンテーション : 本講座の意義と学習方法の説明
2. 現代における企業とは何か : あらゆる企業が多国籍化する理論的根拠
3. 多国籍企業の発祥経緯 : 多国籍企業の誕生とその発展経緯についての考察
4. 企業活動の国際化の進展と定着 : 多国籍企業に必要な国際経営に関する理論
5. 企業活動の急速なグローバル化 : 経済のグローバル化と多国籍企業の関連性
6. 企業活動の現代的課題(英語の問題を含む) : 多国籍企業のコミュニケーション問題
7. 多国籍企業の経営上の諸問題 : 人材または人的資源の多国籍化と多様化への対処法
8. 市場のグローバル化と多国籍企業 : 市場のグローバル化に対する戦略的対応
9. 日本の多国籍企業の諸課題 : 日本企業の課題とそのソリューションに関する考察
10. 米欧の多国籍企業の諸課題 : 米欧企業の課題とそのソリューションに関する考察
11. 新興国の多国籍企業の諸課題 : 新興国企業の課題とそのソリューションに関する考察
12. ケース・スタディ(米欧企業) : 多国籍企業の先進国である米欧諸国の最新事例分析
13. ケース・スタディ(日本企業) : 日本の多国籍企業のメリットとデメリットの最新事例分析
14. ケース・スタディ(新興国企業) : 中国や東南アジアにおける多国籍企業の最新事例分析 
15. まとめ : 21世紀における多国籍企業のビジョンとあるべき姿
評価方法
(基準等)
定期試験(60%) 授業参加度(40%)
授業外の学修
(予習・復習)
授業外の学修として必要な予習に関しては、とにかく教科書と参考書を事前によく読んでおくこと。また、復習は授業で指摘した重要点や配布プリントおよびDVD教材の最新情報を再確認しておくこと。
教科書・
参考書
教科書と参考書は授業中に指示します。
参照URL
1.授業中に指示します。
質疑応答
質問や相談がある際は、水曜日、木曜日、金曜日のお昼休みのオフィスアワーに丹下博文研究室(アガルスタワー 2820室)までお越しください。
備考
本講座は就職活動だけでなく実社会に出た時にも非常に役立つ重要科目になりますので、経営学部や経済学部の学生全員に是非受講をすすめます。授業は教科書に加えてプリント教材やDVD教材を多用し、分かりやすく展開します。また、現代の多国籍企業に必要不可欠な英語の苦手な学生でも受講して全く問題ありません。質問や相談がある場合は、いつでもお尋ねください。なお、春学期に国際マーケティング論を受講していなくても本講座を受講して問題ありません。
画像
ファイル
更新日付2015/01/26 21:51:07