サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | まちづくりは流通政策において根本的な転換をもたらしており、現在進行中のテーマである。したがって、従来までの枠組みとどのような点で異なり、それが今後どのような方向に進むべきなのかを、自身で考えられる力を身につけてほしい。 日常の買い物で郊外の大型店と商店街の違いは何か、人口減少時代における地域における小売業の役割とは何かについて考える力を身に着けてほしい。 |
|
|
到達目標 | | 流通政策はいま大きな転換期にある。政策展開の歴史を通して現在の流通政策が直面している問題について考える。 主要な期間は第二次世界大戦後とするが、必要に応じて戦前、戦中期の政策についてもふれる。 主に国を政策主体として取り上げるが、その具体的事例としての自治体の政策を取り上げることもある。
以上のことを通して、私たちの生活に密接に関連している流通において、その政策がどのように展開されているのか、それがなぜなのかということを主体的に考える力をつけていくことが目標である。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 流通政策はいまや「流通」だけを考えて展開していくことはできない時代となっている。つまり「流通」を実体としてとらえたときに、そこには様々な外部性が発生することになる。換言すると、小売業が実体として地域に立地することで、そこでは単なる「売買」だけが行われているのではなく、人々の生活など様々なことが起こっている。そうなったときに流通政策は「流通」だけでなくそれとの近接領域との関連を考慮しながら展開していくことが求められるようになる。今それが「まちづくり」として具体的に表れているのである。そこで本講義ではそのことを意識しながら、流通政策をまちづくりという枠でとらえなおしながら議論していく。 |
|
|
評価方法 (基準等) | | 試験、授業貢献度(発言など)を総合して評価する。ただし場合によっては小テストを実施する。 配分は試験80%、授業貢献度20% |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | 新聞やニュースなどで企業や地域の問題がどのように捉えられているか、日頃から意識しておくこと。 参照URLから具体的な事例を見ておくこと。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 【教科書】青木均・石川和男・尾碕眞・濱満久『新流通論[改訂版]』創成社、2014年(2,500円税別)。 【参考書】渡辺達朗『流通政策入門【第3版】』中央経済社、2011年(2,800円税別)。 【参考書】加藤司・石原武政『地域商業の競争構造』中央経済社、2009年(2,800円税別)。 【参考書】石原武政『小売業の外部性とまちづくり』有斐閣、2006年(3,600円税別)。 ※より詳しく学びたい場合は、ここにあげた参考書から取り組むことをすすめる。 |
|
|
参照URL | | | | 1. | 中小企業庁 | 中小企業に関するさまざまなデータを公開している | | 2. | 経済産業省 | 流通政策に関するさまざまなデータを公開している | |
|
|
質疑応答 | | 毎回の授業でミニッツペーパーを記入してもらうので、授業に関する質問もそこに書いてほしい。 出された質問は次回授業の冒頭で対応する。 |
|
|
備考 | | 私語・携帯電話の使用には厳しく対処します。出欠の不正や目に余る受講態度についても厳しく対処します。
流通に関する基礎的な知識が必要になります。授業でも必要に応じて解説しますが、それに関する他の授業を履修しておくことを勧めます。 |
|
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2015/01/25 14:57:58 |