開講年度2015
科目名禅と人間Ⅰ/総合科目Ⅱ-Ⅰ
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者河合 泰弘
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
修行生活から禅を学ぶ
科目のねらい
 禅は、インドで生まれ、中国に伝わり禅宗に発展し、それが日本にもたられました。そして、日本文化形成に大きな影響を与えています。ですから、日常のいたるところに禅の要素があるといってもよく、われわれの生活に溶け込んでいるものなのです。
 しかしながら、禅と言ってまず思い浮かべるのは、厳しい修行ではないでしょうか。その中心となるのが坐禅です。また、中国宋代(960-1279)の禅宗をみると、過去の禅の修行者たちが遺した公案の学習が、修行の重要な位置に置かれていたことが判ります。
 禅の公案とは、多くは師と弟子との間に交わされた、いわゆる禅問答というかたちで表現されています。禅問答は、ちぐはぐでわかりにくい対話の例えにもされるように難解であり、一見するとその内容は矛盾しているようですが、そこには仏法の道理貫が含まれており、現代にも通じる教訓が含まれています。
 そこで、この授業では、坐禅や公案の学習などの禅の修行生活の重要な要素を通じて、禅というものを理解していきたいと思います。
到達目標
1、禅の大まかな歴史を理解する
2、公案を通じた禅の考え方を理解する
3、坐禅を通じて禅の修行を体感する
授業の内容・
計画
1、本講座を受講するにあたって
2、インドの禅
3、坐禅実習(1) 
4、坐禅実習(2)
5、上座仏教の修行生活(AV資料使用)
6、禅宗の歴史(1)…唐代の禅宗
7、禅宗の歴史(2)…宋代の禅宗と日本の禅
8、禅の公案に学ぶ(1)
9、禅の公案に学ぶ(2)
10、禅の公案に学ぶ(3)
11、禅の公案に学ぶ(4)
12、永平寺の修行生活(1)(AV資料使用)
13、英は維持の修行生活(2)(AV資料使用)
14、坐禅実習(3)
15、禅の現代的意義(まとめ)
評価方法
(基準等)
原則として毎時間行う小テスト(確認テスト)と期末レポートを、それぞれ50%の割合で評価
授業外の学修
(予習・復習)
シラバスや授業時に紹介した参考文献等を積極的に読むこと。
坐禅の実習後には、感想文を課す。
教科書・
参考書
〈テキスト〉
講義時に適宜、プリントを配付します
〈参考文献〉
愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間―真(まこと)の生き方を求めて―』大東出版社,1,000円【160/0124】
石井修道『中国禅宗史話-真字「正法眼蔵」に学ぶ』禅文化研究所,1988年,3,675円【188.8/0966】
蔡志忠『マンガ禅の思想』講談社+α文庫,1998年,819円【188.8/01697】
※その他、必要に応じて紹介します
参照URL
1.愛知学院大学禅研究所禅研究所オリジナルサイト
2.曹洞禅ネット曹洞宗公式サイト
質疑応答
直接質問する場合には授業時間の前後に受け付けます。また、Eメールでも対応します。
Eメール:taiko@dpc.agu.ac.jp
備考
坐禅実習の注意:1,放光台(坐禅室)にて実施 2,遅刻は認めない 3,ゆったりした服装で(スカート・短パン・袖の無いものは避けること)
欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出してださい
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ファイル
更新日付2015/02/10 22:31:14