開講年度2015
科目名地理歴史科教育法Ⅱ
(全)開講学科宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者柿原 昇
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 5時限
キャンパス


サブタイトル
地理教育
科目のねらい
 この科目は、高校の地理歴史科教育法、とりわけ地理教育の実践研究を進めることを通じて、授業展開の基本である学習指導案の作成に取り組み、それに基づき模擬授業を実施し、その授業に関するディスカッション等を通して、授業づくりの基本を総合的に身につけることを目指す。
到達目標
 この講座は、地理の学習指導案の作成に努め、それに基づいた模擬授業を実施することにより、地歴科教員として求められる基礎的知識や技能を養成することを最終的な目標とする。このために、高校の教壇に立ってきた経験を活かし、実際に役立つ地理の指導法を講義する。まず、地理教育の抱えた問題点等を指摘する。そして、これまでの学習指導要領の変遷における地理の扱いを紹介する。次に、学習指導要領に基づく「地理A」と「地理B」の内容を学習する。同時に、地理の学習指導案の作成法を指導し、各自が指示された内容の学習指導案の作成に努めてもらいます。また、地理の専門知識の把握とともに、地理的見方や考え方、地理学習の指導法など紹介する。最後に、各自が作成した学習指導案に基づき模擬授業を行います。
授業の内容・
計画
 授業の前半は、高校での地理教育の内容を紹介する講義と学習指導案の作成が中心となるが、後半は、作成した地理の学習指導案に基づき、模擬授業を実施することにより、地歴科教員の力量形成の起点とします。受講生の皆さんの積極的な取り組みを期待します。

1. オリエンテーション(授業のねらい及び内容説明、地理教育の視点、グループ分け方針発表等)
2. 学習指導要領の変遷
3. 地理の学習指導案の作成方法、授業の進め方、板書計画など
4. 地理歴史科「地理A」の内容と学習指導、地理Aの学習指導案の作成Ⅰ
5. 地理Aの学習指導案の作成Ⅱ
6. 地理Aの学習指導案の作成(完成)Ⅲ
7. 地理歴史科「地理B」の内容と学習指導、地理Bの学習指導案の作成
8. 地理学習の指導法Ⅰ(日本の国土と時差の理解)
9. 地理学習の指導法Ⅱ(地域調査について)
10. 地歴科教育法の各論(教材研究、ワークシートの作成、視聴覚教材を利用した授業展開の研究等)
11. 模擬授業
12. 模擬授業
13. 模擬授業
14. 模擬授業
15. 模擬授業とまとめ
評価方法
(基準等)
 定期試験の筆記試験50%、地理A及び地理Bの学習指導案・板書計画等の提出25%、模擬授業15%、平常点(課題の提出、学習意欲、授業態度)10%として評価する。2/3以上の出席を前提とする。
授業外の学修
(予習・復習)
 教科書である高等学校学習指導要領解説「地理歴史編」の地理A及び地理Bのページをよく読んでおく。授業時に配付する地理A及び地理Bの模擬授業実施のための資料を熟読し、模擬授業の構想を練っておく。
教科書・
参考書
<教科書> 文部省『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』 教育出版刊 390円(成文堂)
<参考書>  内田・寄籐『地理学演習帳』古今書院刊 1,900円
参照URL
質疑応答
 授業に関する質問等は授業時及び授業当日の午後3:00頃から適宜受け付ける予定である。授業実施前の時間については、所定の非常勤講師室に来て下さい。
備考
 中学または高校で使用した地図帳を持参すること。地理の学習指導案の作成に力を注いでほしい。また、地理Aと地理Bの指定された内容の学習指導案と板書計画の提出を求めます。提出物は指示された提出期限を必ず守る。
画像
ファイル
更新日付2015/04/06 19:08:47