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科目のねらい | | 戦後日本の経済発展とともに、現代日本の学校教育はめざましい速度で量的な拡大を遂げてきた。これは、戦後教育の理念の1つである「教育の機会均等の原則」が日本社会に根付いてきた成果と言えます。しかしその一方で、過酷な受験競争、不登校(登校拒否)やイジメ、学級崩壊といった様々な教育の病理現象が社会問題として顕在化し、ますます深刻化しています。 「教育の機会均等の原則」のもとでの教育の普及拡大というプラス面での教職者の果たしてきた功績は大きい。と同時に、教育病理の顕在化、深刻化という負の側面での教職者の責任は重く、教職者の役割が厳しく問われています。 1997年の教育職員養成審議会答申「新たな時代に向けた教員養成の改善方策」をうけ、翌年には教育職員免許法に「教職の意義に関する科目」(2単位必修)が新設されました。本講義は、その改正の趣旨に基づき、教職を志望する学生に対して、教職の魅力を伝えるとともに、教職への使命感を十分に自覚させ、教職への志向を明確にさせることを目標としている。 |
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到達目標 | | 本講義は、「教育原論」とともに、教職課程における学修、即ち学校教員を目指す君たちへのスタート授業です。現代社会の急激な変容の中で、学校教育も変化しています。授業の中で提示する、専門職としての教員が当然に求められる資質や能力についての意識を高め、その基礎・基本を自ら培っていくことが本講義の到達目標です。 具体的には、教員として基礎的知識を理解し、ひろく活用する技能を身につけるとともに、教職者のとしての倫理観を養い、他者と協働して教職にあたることができる態度を形成することを目標とします。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 はじめに~教職の魅力と<教育愛> 2 日本における教師像の変遷①~江戸時代の教師像 3 日本における教師像の変遷②~戦前の教師像 4 日本における教師像の変遷③~戦後の教師像 5 日本における教師像の変遷④~これからの教師像 6 日本の教員養成制度の歩み①~戦前教育と教員養成 7 日本の教員養成制度の歩み②~戦後教育改革と教員養成 8 日本の教員養成制度の歩み③~現代の教育改革と教員養成 9 教員の仕事①~教科指導 10 教員の仕事②~教科外の指導 11 教育公務員としての教師①~身分、服務 12 教育公務員としての教師②~評価、懲戒 13 教育公務員としての教師③~採用、研修 14 父母・保護者と教師~モンスターペアレント問題など 15 学校と地域との連携 16 定期試験 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(70%)、小テスト及び授業参加への積極性等(30%) |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日頃の生活の中で各種のメディアを活用し、現代の学校の状況や子どもたちの学び・育ちの環境についての情報を獲得し、それらを論理的に理解し、具体的な課題の解決方法を探究することを心がけてください。 毎時間の受講ノートの整理を行って下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | テキストは指定しません。 講義に必要な資料等は、プリントして配付します。 参考文献は、授業で随時指示します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 月曜日12:40~13:30。WebCampusⅢ等を利用して、井上まで連絡ください。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/11 10:03:46 |