開講年度2015
科目名情報社会論
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
歴史学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
健康科学科 2013-2014年度入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者加藤 晴明
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
マスコミからネットへの変化と〈メディアと人間〉のかかわり
科目のねらい
〈パーソナルメディア〉に注目し、〈メディアと人間〉をテーマに講義する。
 情報化という社会の変化は、3つ意味でリアリティが変化してきている社会である。
(1)マスコミ的リアリティからネット的リアリティへ
(2)素朴実感に根ざしたリアリティの社会から情報的リアリティへ
(3)現実空間とネット空間という二重のリアリティへという変化である。
こうした変化に焦点を当てて〈メディアと人間〉の関係を論じる。
 授業では、最初にマスコミからインターネット社会への変化を説明する。次にパーソナルメディア経験の出発点である電話に注目し、電話からケータイへ、インターネットへの変化を説明する。マスコミ学やネット社会に関心のある方も受講していただきたい。
到達目標
この講義を通じて、メディア社会の特徴を構造的に深く理解できるようになる。
知識:メディア社会を読み解いていく、「視点」「キーワード」など必要な知識を身につけることができる。こうした知識は、ふだんあたりまえに使っているスマホ・ネットを社会科学的な視点から捉え直していくのに必要な知識である。
理解:専門知識をもつことで、単なる感想を超えた、構造的な理解が可能となる。
思考:知識と理解をもとに、小論文的で雑駁な感想ではなく、論理的な思考を深めることができる。
判断:メディアと向かい合っていく上で必要な判断力を身につけることができる。
講義では、直接は、政策論的な内容は扱わないが、メディア社会の基本視点を身につけることで、政策論に応用も可能である。
授業の内容・
計画
1.メディア社会とは何か?:講義の説明、メディア社会とは。
2.マスメディア社会の構図:
3.マスメディアを越えて:多チャンネル・カルスタ・地域メディア
4.視覚メディア論:初期のカメラ的経験からマスメディアへ
5.メディアとしての電話:オンライン経験の始まり
6.メディアとしての電話:電話のメディア特性
7.メディアとしての電話:メディア風俗とメディア行為の3元図式
8.メディアとしてのケータイ:ケータイとマナー問題など
9.メディアとしてのケータイ:2000年代のケータイ研究
10.メディア・自己・救済:自己論とは
11.メディア・自己・救済:自己物り・自己物語
12.メディア・自己・救済:メール交換と承認願望
13.ネット論:コミュニティ論争
14.ネット論:2000年以降のネット論
15. 情報社会論のまとめ
評価方法
(基準等)
・ミニ課題(各5点以内):講義時に書いてもらう。(30%)
・平常点(15%):出席管理をするとともに、私語は厳しく注意します。
・試験点(55%):持込は、教科書と公認持込ペーパー(A4版1枚を事前配布)
授業外の学修
(予習・復習)
授業は、教科書に沿って、シラバスどおりに展開する。
予習:授業予定の内容を教科書で確認し、読んでおくこと。
復習:授業後に、教科書で内容を確認しておくこと。

講義記録ブログでも、簡単な記録を掲載するので、復習に役立てることができる。
教科書・
参考書
教科書:加藤晴明(2012)『自己メディアの社会学』リベルタ出版、2600円
参照URL
1.情報社会論ホームページ
2.加藤晴明ホームページ
質疑応答
初回の講義でメールアドレスを周知する。
備考
担当教員は、情報社会、メディアだけではなく、マスコミ学も専門である。マス・メディアに関心のある学生の受講も期待する。
画像
ファイル
更新日付2015/02/13 10:23:12