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科目のねらい | | 政府(国及び地方自治体)は様々な方法で民間の自由な経済活動に介入・干渉している。その目的とするするところは建前として国民の安全・安心な生活を守ることである。それは(1)資源の効率的配分、(2)所得分配の公平、(3)経済の安定 という3つに分類される。 この授業では、上記3つの内、(1)の資源の効率的配分について講義を行う。 講義の中で、民間経済が資源の効率的配分を達成する要件見る。そしてその要件が達成されているのか、達成されない場合に政府がそれを是正できるのかどうかという問題を考えていく。それにより市場経済の限界、政府の限界を認識できるようになることを授業のねらいとしている。 |
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到達目標 | | 本講義を受けることにより、市場経済の有効性と限界、政府の行動原理と有効性を知り、我々が、市場経済の中でどのように行動し、政府に対してどのような要求をすべきかの判断能力の形成の一助となる事を目標としている。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 経済政策とは (1) 政府・国家とは (2) 様々な経済政策 (3) 市場経済と政府のそれぞれの役割 2 市経済と資源の効率的配分 (1) 市場経済の仕組み (2) 経済人の行動原理 (3) 消費者行動の分析 (4) 企業行動の分析 (5) 需給均衡 3 市場経済の欠陥 (1) 市場競争の条件 (2) 公共財の存在 (3) 外部性の存在 (4) 独占・寡占の存在 (5) 不確実性・リスクの存在 |
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評価方法 (基準等) | | 試験50点、受講態度50点 両方合わせて60点を合格とする。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業を理解するための予習・復習として日本経済新聞を読むこと またしばしば授業に関連して宿題を出すが、それは授業内容に関してあらかじめ予習を求めるものであったり、復習を求めるものである。 |
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教科書・ 参考書 | | 教科書:竹内信仁・森田雄一編著「スタンダードミクロ経済学」中央経済社(市場の有効性と限界について知ることができる) 竹内信仁編著「スタンダード財政学」中央経済社(政府の経済行動全般について、制度的・理論的に修得することができる) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 毎回授業の終わりに質問時間を設けるので授業内容に関わらず経済問題について積極的に質問すること。 |
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備考 | | (1)本講義は、「財政学Ⅰ」「財政学Ⅱ」と一体として行われる。従って両科目を履修することが望ましい。 (2) 社会の出来事に大きな関心を持っている事が望ましい。 (3) 授業中の、私語、携帯利用、教室の出入り等授業を妨害する行為は厳禁とする。行為者を確認の上、期末試験受験資格を剥奪する。 (4) 研究室602 オフィスアワー 火曜日16:45~17:15 |
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更新日付 | | 2015/02/09 13:41:39 |