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科目のねらい | | 私たち人類は、20世紀には二度の世界大戦を経験し、21世紀には多くのテロに直面している。こうした現実を受け、国際社会は戦争を禁止し、紛争の平和的解決を義務づけた。しかし、それでも生じてしまう戦争やテロに対応するため、国連は集団安全保障制度を実現し、また国際人道法による戦争の災禍の緩和も図られてきている。本講義では、平和の実現のためのこのような国際社会の取組みについて学び、現在の国際社会の課題について考える能力を身につけるための授業を展開する。 |
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到達目標 | | 国際紛争に関する国際法の基礎知識の修得を第一義的な目的とする。そのうえで、その知識をもとに、現実に行われている国際裁判やテロ・戦争の規制等がどのように行われており、またどのように行われるべきかについて、法的な観点から考えられる能力を身につけることを目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | この講義は、下記の授業計画のとおり、紛争の平和的解決、国際安全保障、国際人道法に関する国際法を中心に勉強する。授業では、適宜時事的な問題を取り上げることで、現実の国際社会において、いかなる国際紛争が生じ、いかなる法的解決が図られているかについても学べるようにする。 1 ガイダンス 2 戦争の違法化と自衛権 3 紛争の平和的解決1(非司法的解決) 4 紛争の平和的解決2(司法的解決) 5 国際安全保障1(冷戦期以前の安全保障) 6 国際安全保障2(現在の集団安全保障) 7 国際安全保障3(テロとの戦い) 8 平和維持活動1(PKOの歴史的展開) 9 平和維持活動2(日本とPKO) 10 国際人道法1(国際人道法とは) 11 国際人道法2(敵対行為規制) 12 国際人道法3(戦争犠牲者の保護) 13 国際人道法4(履行確保) 14 国際紛争と日本 15 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | <予習>①中学・高校の社会科で学んだ20世紀以降の世界史(特に戦争、テロ、国連)について勉強しておく。②普段からニュースや新聞を見るようにし、平和や戦争に関する外交や国際問題について自分の考えをもつ。 <復習>①授業中に配布した資料をファイリングする。②授業中に配布資料にメモを取るようにし、あとで見てもわかるように授業のあった日にメモを修正・補足する。③わからない点があれば本やインターネット等で調べ、それでもわからない場合には教員に質問する。 |
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教科書・ 参考書 | | <教科書>毎回レジュメを配布する。詳細は初回の授業で説明する。 <参考書>家正治他『国際紛争と国際法』(嵯峨野書院、2008年) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業の前後(授業教室)およびオフィスアワー(木曜2限、研究室) |
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備考 | | 国際法の基礎知識が前提となるため、事前にまたは同時に国際法の授業を受講していることが望ましい。 |
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更新日付 | | 2015/02/11 22:25:28 |