サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 高学年次での演習科目の履修に備えて、必要となる能力(情報収集能力、文献読解能力、意見表明力等)を身につけさせる。 |
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到達目標 | | 低学年次の基礎演習ということで、今後の学生生活のなかで必要とされる基礎的な能力を身につけることを到達目標としています。具体的には、次の3点です。
(1)必要な情報(法律条文・判例等の資料)を収集してくる力 (2)収集した情報・資料を精読し、整理・分析・考察する力 (3)自分自身の意見を、口頭及び文章で、表明する力
この中でも、とくに(2)の力を付けることを主目的として考えています。資料・文献を読むということが、これから勉強を進めていく上で、もっとも基礎的でかつ重要な作業になるからです。相当量の資料(判決文)を読んでもらいます。 「大変そう・・・」と思うかもしれません。確かに楽ではないでしょうが、履修者の皆さんのペースをみながら、あせらずゆっくりと授業をすすめていくつもりですので、心配は無用です。 |
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授業の内容・ 計画 | | (講義の形式) ゼミナール形式で行います。毎回、受講者2名に報告を担当してもらい、報告後、全体で討論を行います。
(講義の内容) やってもいない犯罪(冤罪)で何年間も刑務所に入れられる。そんな冤罪事件が、未だに無くなりません。この演習では、各受講生が、近年の冤罪事例を一件ずつ調査研究・報告し、問題点の分析・検証をふまえたうえで、冤罪の防止策を検討してもらいます。受講生の人数分(約20件)の冤罪事例を通覧することによって、冤罪の構造的原因を探り、有効な防止策を模索していきたいと思います。
(講義のスケジュール) なお、第1・2・3回目の授業で、調査方法について説明し、第4回目から、各回2名ずつ調査結果の報告をしてもらいます。なお、希望者に限り、現地調査や担当弁護士との意見交換会を行うことも予定しています。 |
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評価方法 (基準等) | | ①報告(50%)、②参加態度(50%)によって成績評価を行います。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業で実質的な討論が行えるように、事前に配布資料や報告者のレジュメ等には目を通してきてください。授業のなかで、議論になった(高度な)法的論点については、追加で関連基礎文献を指示します。授業後は、それらの資料も熟読し、思索を深めてください。 |
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教科書・ 参考書 | | 特定のテキストを指定することはしませんが、以下に関連文献を紹介します。 ・小田中聰樹『冤罪はこうして作られる』(1993年) ・浜田寿美男『自白の心理学』(2001年)『取調室の心理学』(2004年) ・『冤罪File』 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業後及びオフィス・アワー(月・2限)の時間帯に、研究室(6510室)で、受け付けます。時間外でも、研究室(6510)に在室中であれば、随時、質問を受け付けます。 |
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備考 | | 演習科目は受講者数の制限があるため、希望者全てを受け入れることができません。定員(18名程度)を超える場合、担当教員(石田)が選抜を行うことになりますので、履修を強く希望する方は、事前に石田までご連絡ください(t-ishida@kyudai.jp)。 |
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更新日付 | | 2015/02/12 12:04:20 |