サブタイトル | | 近代の法思想: 日本法の「水源」を求めて7人の哲学者を訪ねる |
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科目のねらい | | 現代の日本の法制度の基本は、近代の西欧で誕生したものを引き継いでいます。この講義では、そのような日本法の「水源」ともいえる近代の法思想を学びます。具体的には、近代の法思想形成に大きな貢献をしたと考えられる7人の哲学者(ホッブズ[1588-1679]、ロック[1632-1704]、ルソー[1712-1778]、カント[1724-1804]、ベンサム[1748-1832]、ヘーゲル[1770-1831]、マルクス[1818-1883])の法思想を中心に解説します。個々の法思想の内容を学ぶだけでなく、そうした法思想が生まれた時代背景を知り、現代における意義と限界について考えます。7人の哲学者との「対話」を通して、現在の日本法の根源にある思想を理解すること、これがこの講義のねらいです。 |
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到達目標 | | (1) 7人の哲学者の法思想の概要と時代背景を理解する。 (2) 7人の哲学者の法思想の現代的意義と限界を説明できる。 (3) 7人の哲学者の法思想を比較しその異同を説明できる。 (4) 7人の哲学者の法思想と現代日本の法制度やその基礎にある考え方を関連させることができる。 (5) 7人の哲学者の法思想をもとに現代日本の法制度(あるいはその基となる近代法制度)を相対的に把握できる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 講義形式の授業であり、各回の内容は以下の通りです。
1 イントロダクション: なぜ近代の法思想を学ぶのか? 2 ホッブズの法思想(1): その概要と時代背景 3 ホッブズの法思想(2): その現代的意義と限界 4 ロックの法思想(1): その概要と時代背景 5 ロックの法思想(2): その現代的意義と限界 6 ルソーの法思想(1): その概要と時代背景 7 ルソーの法思想(2): その現代的意義と限界 8 カントの法思想(1): その概要と時代背景 9 カントの法思想(2): その現代的意義と限界 10 ベンサムの法思想(1): その概要と時代背景 11 ベンサムの法思想(2): その現代的意義と限界 12 ヘーゲルの法思想(1): その概要と時代背景 13 ヘーゲルの法思想(2): その現代的意義と限界 14 マルクスの法思想(1): その概要と時代背景 15 マルクスの法思想(2): その現代的意義と限界 |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業外の学修は、復習に力を入れること。配布するレジュメをもとに、授業のポイントを理解し、各回の「まとめの問題」に正答できるように繰り返し復習すること。
7人の哲学者の法思想について、自分の言葉でまとめ、それぞれの異同について説明できるようにすること。 |
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教科書・ 参考書 | | テキストは特に指定しません。予習・復習は、配布する講義用レジュメと資料を用いて行ってください。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 講義や参考文献に関する質問・コメントは大いに歓迎します。講義の前後やオフィスアワーを利用してください。 オフィスアワーについての詳細は、初回の講義時にお知らせします。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2015/02/12 23:50:24 |