開講年度2015
科目名国際私法B
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者伊藤 弘子
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 1時限
キャンパス


サブタイトル
国際的な私法関係を規律する法
科目のねらい
日本法に関する基礎的な知識を前提として外国法(とくに民法分野)や外国法の前提となる異文化の知識を習得するとともに、グローバリゼーション社会における人と人の法律的な関係がどのように生じ、解決されるべきかを学ぶことを目的とする。
到達目標
国際私法とは、日本人男性とフランス人女性とが日本で婚姻する関係、あるいはイギリス人とドイツ人とが日本で契約する関係などの渉外的私法関係を規律する法である。国際私法Aでは主に国籍法と総論部分を扱ったが、Bでは外国の家族法を紹介しながら日本人と外国人が婚姻する場合など渉外的な事例において、どのように国際私法が準拠法を指定し私法関係を規律していくか考えて行く。準拠法を指定し結論を導くプロセスだけではなく、適用の対象となる各国の実質法の紹介もするため、英米法、大陸法やイスラーム法など比較法や各国(家族)法にもある程度のウエイトを置いて講義をする。
授業の内容・
計画
1. 国際私法とは 総論まとめ
2. 婚姻 (1)成立の準拠法
3.    (2)方式の準拠法
4.    (3)効力の準拠法
5. 夫婦財産制
6. 離婚 (1)成立
7.    (2)方式
8.    (3)効力
9. 嫡出親子関係
10. 非嫡出親子関係
11. 養親子関係
12. 扶養
13. その他の親族法上の問題
14. 相続 遺言
15. まとめ
評価方法
(基準等)
期末試験(期間外、最終講義日)100%。
授業外の学修
(予習・復習)
まずは講義に集中して聞き、その後に参考書を読み全体像の把握と各々の用語の概念などをきちんと把握すること。時事問題を採り上げることも多いので、常日頃からニュースに敏感になって国際私法に関わる問題かも?という視点を常にもってほしい。国際私法Bでは各国家族法の講義もするので、対象となる国や地域について歴史的な背景を知っていることも必要である。予習・復習をする際には法律に限定せず広く資料を読んでほしい。
教科書・
参考書
参考文献として青木・佐野編著『国際〈家族と法〉』八千代出版。
松岡博『国際関係法入門(第三版)』有斐閣。
中西・北澤・横溝・林『国際私法』有斐閣。
参照URL
質疑応答
原則としてメールで対応する。 hito@dpc.aichi-gakuin.ac.jp
備考
六法は必ず持参すること。
国際私法Aを履修済みであることがのぞましい。
画像
ファイル
更新日付2015/01/16 13:01:39