サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | これから法学部で法を本格的に学ぼうとする人のための入門講義です。まず、法はどのような形で存在するのか(法源論)、法をどのように調べるのかなど、法学を学ぶ上で、一般的に知っておくべき基本的な知識・情報を学びます。次に、みなさんがこれから4年間学ぶことになる、様々な法分野について、六法(憲・民・商・民訴・刑・刑訴)を中心に、個々の基幹実定法学の基本的な考え方を学びます。続いて、近代法の特徴とその成立過程、法の現代的課題、司法制度の人的基盤について説明し、最後に、法と法学が私たちにとって何の役に立つのか、その社会的機能について論じます。以上の内容を学ぶことによって、受講生が、高等学校までで学ぶことのなかった専門的な法学の学習に円滑に移行できるようにすることが本講義のねらいです。 |
|
|
到達目標 | | (1) 法学の基礎的・一般的な知識を理解する。 (2) 基幹実定法学の基本的な考え方を理解する。 (3) 近代法の特徴とその成立過程の概要を理解する。 (4) 法をめぐる現代的課題について理解する。 (5) リーガル・リサーチの基本を知る。 (6) 司法制度と裁判の実際を知る。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 講義形式の授業であり、各回の内容は以下の通りです。
1 イントロダクション: 「法を学ぶ」とは? 2 法源論: 法はどのようなものとして存在するのか? 3 法の機能・性格と分類 4 実定法入門(1): 民法 5 実定法入門(2): 商法、労働法、経済法 6 実定法入門(3): 刑法 7 実定法入門(4): 民事訴訟法、刑事訴訟法 8 実定法入門(5): 憲法 9 実定法入門(6): 行政法、国際法 10 基礎法学入門: 法哲学、法制史、外国法、政治学 11 日本近代法史: 日本は西洋近代法をどのように受け入れたのか? 12 西洋近代法史: 西洋近代法システムはどのように生まれたのか? 13 法をめぐる現代的課題: 社会の変化と近代法のゆらぎ 14 司法制度の人的基盤: 司法を支えるさまざまな人々 15 まとめ: 法と法学は何の役に立つのか? |
|
|
評価方法 (基準等) | | 講義への参加(15%)、裁判傍聴レポート(15%)、定期テスト(70%)。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | 授業外の学修は、復習に力を入れること。配布するレジュメをもとに、テキストと参考書を用いて、授業のポイントを理解し、各回の「まとめの問題」に正答できるように繰り返し復習すること。 裁判傍聴とそのレポートの作成。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 【テキスト】 いしかわまりこ他『リーガル・リサーチ 第4版』(日本評論社、2012年)1785円 320.7/0231 愛知学院大学法学部『法学ガイドブック』(入学時に配布)
【参考書】 金子・平井・新堂(編集代表)『法律学小辞典 第4版補訂版』(有斐閣、2008年)4620円 ※『法律学小辞典』は、やや高価ですが、4年間すべての法学科目で参考にできるものですので強く推奨します。
※六法は、他の科目で指示があればその指示に従ってください。とくに指示がなければ『ポケット六法』(有斐閣)を推奨します。詳しいことは、初回の講義で説明しますので、それまで用意する必要はありません。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | 講義やテキスト・参考文献に関する質問・コメントは大いに歓迎します。講義の前後やオフィスアワーを利用してください。 オフィスアワーについての詳細は、初回の講義時にお知らせします。 |
|
|
備考 | | |
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2015/02/12 16:51:33 |