開講年度2015
科目名生化学総論 A
(全)開講学科健康栄養学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2012年度入学
健康栄養学科 2008-2011年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者市原 啓子
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 4時限
キャンパス


サブタイトル
生体を構成する物質と機能、エネルギー産生の仕組みを理解する
科目のねらい
生化学は、生体を構成する様々な物質の構造と機能、およびこれら生体物質の動的な変化について理解することを目的としている。
到達目標
次の3項目を重要課題とする。
1.知識・理解:糖・脂質の構造と機能を学ぶ。アミノ酸・タンパク質の特性を理解する。酵素の触媒作用、特異性、分類について学ぶ。生体内化学反応の仕組みや触媒としての酵素の役割を理解することで、生体成分の代謝過程と栄養素との関係を理解する。糖質代謝については、解糖と酸素欠乏時の乳酸形成、クエン酸回路、糖新生、グリコーゲン代謝を学ぶ。さらに、ミトコンドリアにおける呼吸鎖とATP産生の仕組みを学び、生体におけるエネルギー産生の機構を理解する。β酸化、糖新生の仕組みを理解する。
2.意欲・態度:生化学の反応や現象に関心や探究心をもち、意欲的に復習を行い知識の定着をはかる。
3.技能・表現:エネルギー代謝の経路について、関係する物質の名称と酵素について説明できるようになる。血糖量の増減による代謝の変化について説明できるようになる。生化学反応の量的な関係を理解し計算ができるようになる。
授業の内容・
計画
1. 細胞の機能と生体膜
2. 細胞の有機成分:タンパク質とアミノ酸、ヌクレオチドと核酸
3.タンパク質の構造と特性
4. 酵素の種類と特性
5. 糖質の構造と特性
6. 細胞活動とエネルギー産生:TCA回路と酸化的リン酸化
7. 糖質の代謝(1):解糖系、ペントースリン酸回路、ウロン酸回路
8. 糖質の代謝(2):グリコーゲン代謝の合成と分解
9.糖新生の意義と経路、物質代謝の調節
10. 血糖の調節のしくみ
11.中間試験
12.脂質の構造、脂肪酸の特性
13.脂肪酸からのエネルギー産生
14.生体における水の役割:水分調節
15.血液による生体内の物質の循環
16.試験
評価方法
(基準等)
知識と技能(80 %)、中間試験および定期試験の点数による評価
態度(20 %)、レポートや自主学習ノートなど提出物の提出状況、それらの内容を評価する
授業外の学修
(予習・復習)
自主学習ノートで毎回の講義を復習する
教科書・
参考書
教科書:エキスパート管理栄養士養成シリーズ「生化学」第2版、化学同人
参考書:レーニンジャーの新生化学「上」「下」 広川書店、
    リッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学 丸善
参照URL
質疑応答
講義終了後またはオフィスアワー
備考
必修科目
画像
ファイル
更新日付2015/02/11 14:14:02