開講年度2015
科目名臨床神経学
(全)開講学科心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者山本 正彦
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 4時限
キャンパス


サブタイトル
言語聴覚士のための臨床神経学
科目のねらい
春の神経解剖を前提に、その病気を理解する。
到達目標
臨床神経学は高齢者医療やリハビリテーション医療において、ますますその重要性が認識されつつある。脳血管障害、神経変性疾患、痴呆性疾患(認知症)が代表的である。QOLの向上のためには、構音障害、嚥下障害、失語症、認知障害をきたすこれらの疾患の病態およびそれに基づく治療体系を理解しつつ、コメディカルスタッフの一員として、一人一人の患者様と接してリハビリテーションの一端を担うことになる。そこで本講義では、言語聴覚士に必要な臨床神経学を中心に、系統的に神経疾患を神経内科専門医・リハ科専門医の立場から概説する。GIO(一般目標)は神経疾患を系統的に正確に把握し、神経解剖(Where)・病態生理(How)・症状(What)を統合して理解することである。SBOs(到達目標)は構音障害、嚥下障害、失語症、認知障害の病態生理を学び、これらの障害をきたす疾患の病因、症状、治療、リハビリテーションを体系的に説明できることである。特に、神経障害性構音障害をきたす疾患の概念の把握が重要である。臨床神経学の知識が実際の言語聴覚士としてのリハ医療に必須である。
授業の内容・
計画
講義(What/Where/Howとイラスト)、視覚的教材呈示、学生による図示を組み合わせて展開する。
1.序論
2.神経症候学(1):言語障害(構音障害・失語症)、嚥下障害
3.神経症候学(2):意識障害
4.神経症候学(3):認知障害(高次脳機能障害)
5.末梢神経疾患
6.筋疾患
7.変性疾患
8.脳血管障害
9.感染症
10.脱髄疾患
11.脳腫瘍、水頭症
12.頭部外傷
13.痴呆(認知症)
14.機能性疾患
15.総括
評価方法
(基準等)
講義時のポップテストによる形成的評価(30%):予習復習に活用と学期末試験(70%;禁忌問題あり)による総括的評価を行なう。遅刻,早退,私語,居眠り等の受講態度も評価の対象とする。
授業外の学修
(予習・復習)
配布資料およびテキストを利用し、翌週の小テストに備える。
教科書・
参考書
予習復習事項を毎回呈示.テキスト(予習復習に使用):病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経; R.L.Love他著、神経心理学を学ぶ人のための基礎神経学、西村書店(2002)、5500円、参考書:江藤文夫他著、神経内科学テキスト、南江堂(2005)、4800円(参照図書);安徳恭演著、STのための神経内科学、メディカ出版(2006)、3600円(要点整理);田崎義昭他著、ベッドサイドの神経の診かた、南山堂(2004)、7200円(診断学バイブル);小長谷正明著、神経内科(1995)、780円;脳と神経内科(1996)、740円、岩波新書(読み物)
参照URL
質疑応答
1年365日
備考
言語聴覚士必修
音声言語聴覚神経医学の履修を前提とする
画像
ファイル
更新日付2015/01/30 22:35:03