開講年度2015
科目名救急・応急処置
(全)開講学科健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者城戸 裕子
玉川 達雄
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
救急応急処置講義
科目のねらい
救急応急処置は、人間の命を守るために必要な行為である。限られた情報を短時間で把握し、重症度、緊急度、病態を判断し対応することが要求される。
生命維持に重要な呼吸並びに循環の障害は、そのまま放置すれば死の転機をたどることになるが、適切な介入があれば救命できる。
本科目では、緊急時、または傷病者発見時にバイスタンダー(救急現場に居合わせた人)としての役割と行動を習得することにより、尊い命を守ることを学ぶ。
到達目標
本講義では偶発的、突発的に発生した健康上の障害を即座にアセスメントして生理的、情緒的な不均衡を安定に向け、適切かつ確実に介入する方法を習得することができる。
人の命を守るための救急・応急処置の知識を習得することができる。
救急の連鎖(心停止の予防・早い119番通報・早い心肺蘇生と除細動・救急隊、病院での処置)について理解並びに実践ができる。
授業の内容・
計画
1. 救急応急処置とは
2. 中毒(薬物中毒など)の救急応急処置(アナフィラキシーショックを含む)
3. アスリートの外傷、傷害の救急応急処置と予防対策
4. 過換気症候群の原因、予防と応急処置
5. 心臓血管疾患(狭心症、心筋梗塞)の救急応急処置
6. 呼吸器疾患(気胸、喘息重積など)の救急応急処置
7. 脳神経疾患(髄膜炎、脳梗塞など)の救急応急処置
8. 腹部疾患(急性虫垂炎、イレウス)の救急応急処置
9. アスリートの外傷の分類と救急応急処置
10. バイタルサインの測定とアセスメント
11. 熱中症(熱疲労、熱痙攣、熱射病)の救急応急処置
12.トリアージと緊急度の決定とアセスメント
13. 熱傷の応急処置、特殊環境下での対応
14. 心肺蘇生法(AEDを含むCPR)と全体のまとめ
15. スポーツ活動中に多いケガ並びに病気と予防対策
評価方法
(基準等)
評価基準(期末筆記試験80%、受講態度・参加度20%)
遅刻は2回で1回の欠席とみなし、私語・居眠りは受講態度として評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
解剖学で習得した人体の仕組み(身体の成り立ちと働き)について、振り返りを行うこと。
教科書・
参考書
【テキスト】
小濱啓次監修山本保博編集『CPRインストラクターガイド第2版』医学書院 2003.11. / 2,100円
【参考文献】
杉山貢監修『DVDと写真でわかる心肺蘇生法完全マスター』医学芸術社2007. / 3,570円
参照URL
質疑応答
城戸研究室番号 14605  
オフィスアワー 月曜日15:10~16:40 (原則、オフィスアワー以外でも在室時対応可であるが、その際は事前に予約をすること)
備考
保健体育教諭、養護教諭一種免許取得希望者および健康運動指導士、健康運動実践指導者、CPR・AEDインストラクター資格取得を希望する学生は、必ず本講義を受講すること。
私語は厳禁とし、講義中の携帯電話操作は禁じる。
画像
ファイル
更新日付2015/02/10 10:57:24