サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 計量心理学a に引き続き、卒論作成に役立つ具体的なデータ解析の方法の概要(春学期とは異なる)を解説し、卒論に応用できるようにすることを目的とする。単なる統計ソフトの学習とは異なり、方法の基礎にある仮定や理論に関する初歩的知識を学ぶことを主眼とする。 |
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到達目標 | | 諸君が3年次・4年次でレポートや研究論文を仕上げるには、心理統計学で学んだ知識だけでは不十分なことが多い。特に、計量ゼミの3,4年生で未だ取っていない学生は特別の理由がない限り必ず取得すること。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.重回帰分析 心理学的仮説の多くは、何らかの定量的心理変数の変動に、どのような説明ないし予測のための変数が効いているのか、という問題に関するものである。そのような仮説の検討のための伝統的な方法としての重回帰分析の基礎的概念と、統計ソフトSAS等による具体的な利用方法を、先輩の卒論データへの適用例から学ぶ。 2.共分散構造分析 観測される複数の心理尺度間の相関や共分散の情報を、観測変数の背後にあると想定される小数の目には見えない変数(潜在変数という)及びそれらの因果関係を仮定して説明する一般的な方法である共分散構造分析を、先輩の卒論データへの適用例から学ぶ。 3. 判別分析 心理学の多くの領域では、複数のグループや何らかの心理変数への反応の違いを、それとは異なる複数の定量的変数により分類したり判別したりすることがよくある。そのための方法を、先輩の卒論データへの適用例から学ぶ。 4.ロジスティック回帰分析 説明変数の統計的検定ができない判別分析に対して、これを可能にするのがロジスティック回帰分析である。先輩の卒論データ等への適用例を示す。 |
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評価方法 (基準等) | | 試験の成績及び参加度、授業中の意欲(質問内容、回数等で評価)を加味して評価する。なお、参加度や意欲に関しては、定期試験の成績に対して、減点方式で評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 学期の初めに配布するパワーポイント資料を授業ごと、あらかじめ予習し、授業後にはその時に内容を読み直し、復習すること。 |
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教科書・ 参考書 | | 学期初めの授業時に秋学期のテキスト(無料)を配布する。また、毎回の授業までに、前回の授業の復習、および予想されるつぎの授業の部分を熟読し予習しておくこと。 |
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参照URL | | | | 1. | 千野研究室 | 講義ノート「データ解析/基礎と応用 I」 | |
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質疑応答 | | 原則的には、オフィスアワー時に前もってアポイントを取り研究室に来ること。 |
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備考 | | 授業中にわからない点は極力質問すること。学内・外からのメールや、担当者作成の本学ホームページ上のテキスト画面に用意したメールツールや訪問者コーナー(掲示板)からも可能。 |
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更新日付 | | 2015/02/06 14:50:00 |