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科目のねらい | | この授業では、日本思想史を、それぞれの原典を読解しながら通史的に学び、神道という基盤の上に、仏教・儒教・西洋思想などの外来思想を受け入れて成立した日本思想の重層性を確認し、日本文化理解の一助とすることを目的とする。 |
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到達目標 | | 「日本の思想II」では、「日本の思想I」に引き続いて、日本の近世と近代の思想家を取り上げる予定である。日本の近世思想は朱子学の受容からその批判へと展開していった。そして江戸時代末期には、開国して西洋思想を受け容れて近代国家を構築すべきという考えが強くなり明治を迎える。そのような近世から近代にかけての日本思想の展開を把握できるようになること。 1回の授業で1人の思想家を扱うので、春学期の「日本の思想Ⅰ」を受けていなくても受講できる。 |
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授業の内容・ 計画 | | ① 日本思想史概略と近世・近代の日本思想史の展開 ② 中江藤樹の孝の思想 ③ 伊藤仁斎の古学思想 ④ 荻生徂徠の儒教思想 ⑤ 安藤昌益の農本思想 ⑥ 本居宣長の国学思想 ⑦ 平田篤胤の国学思想 ⑧ 杉田玄白と蘭学 ⑨ 水戸学と幕末の尊皇攘夷の思想 ⑩ 佐久間象山と「東洋道徳・西洋芸術」の思想 ⑪ 福沢諭吉と西洋近代思想の受容 ⑫ 中江兆民と自由民権運動 ⑬ 幸徳秋水と社会主義思想 ⑭ 吉野作造と民本主義 ⑮ まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 授業態度30%、学期末テスト70%。 さらには出席を参考にして総合的に判断する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 復習を中心に行う。 ①授業で扱った思想家の原典を音読し、その意味を把握する。 ②その上で、その思想の意義を自分なりに考える。
上記のことを必ず行うこと。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト:プリントを配布する。
参考文献:『日本の名著』(中央公論社)【入門者向け】 『近代日本思想大系』(筑摩書房)【入門者向け】 『日本思想大系』(岩波書店)【やや専門的】など |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業の中で質問の時間を設ける。それ以外は、授業の前後、また研究室(3433)で受け付ける。 |
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備考 | | 研究室番号は3433(火・水・金曜日は研究室にいることが多い) |
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更新日付 | | 2015/02/06 11:54:11 |