サブタイトル | | イギリス小説の映画で学ぶ19世紀から20世紀のイギリス文化と社会II |
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科目のねらい | | イギリス小説の名作を原典で読むことはなかなか難しいが、原作を忠実に映像化した作品であれば、それを楽しみながら鑑賞できて、その時代の人々の暮らしや社会状況を視覚的にとらえて理解できる。加えてナチュラルスピードで話される英語を聞くことで聴解力の向上に役立つであろう。 秋学期は20世紀初頭のイギリスの中・上流階級の人々を描いた小説、E.M.フォースターの『ハワーズ・エンド(Howards End)』、そして20世紀初頭のイギリス植民地であったインドを舞台とする『インドへの道(A Passage to India)』を鑑賞し、さらに第二次大戦前後のイギリス貴族の館を舞台とするカズオ・イシグロの『日の名残り(The Remains of the Day)』を鑑賞する予定である。 |
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到達目標 | | この授業の狙いは、20世紀初頭から中頃にかけての名作小説を映像で学びながら、その時代の生活文化や社会的問題を少しでも理解すること、および英文と日本文による物語のあらすじを読んで内容を理解し、各自が自らのテーマを見つけて、英文アブストラクト(概要)を付したレポートを完成させることである。 映画の人物たちの生きた英語のスピードにできるだけ慣れることも大切である。 また毎時間映像内容についてのコメントを書いてもらう予定である。 |
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授業の内容・ 計画 | | 秋学期前半はフォースターのHowards EndとA Passage to India、後半はカズオ・イシグロのThe Remains of the Dayを、それぞれ日本文と英文によるあらすじを毎時間読んで内容を理解したうえで映像で鑑賞する。そのあと簡単なコメントを書いてもらう予定である。毎時間の授業計画は以下の予定である。 (1)E.M.フォースターとHowards End紹介と鑑賞1 (2)Howards Endのあらすじ講読と鑑賞2 (3)Howards Endのあらすじ講読と鑑賞3 (4)Howards Endのあらすじ講読と鑑賞4 (5)Howards Endについてのまとめとレポート作成 (6)A Passage to Indiaの紹介と鑑賞1 (7)A Passage to Indiaのあらすじ講読と鑑賞2 (8)A Passage to Indiaのあらすじ講読と鑑賞3 (9)A Passage to Indiaのあらすじ講読と鑑賞4 (10)A passage to Indiaのまとめとレポート作成。 (11)カズオ・イシグロとThe Remains of the Day紹介と鑑賞1 (12)The Remains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞2 (13)The Remains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞3 (14)The Remains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞4 (15)The Remains of the Dayについてのまとめとレポート作成 |
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評価方法 (基準等) | | 小説作品の内容についての英問英答の小テスト40% 3回のレポート50% 出席とコメント10% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | この授業は基本的には講義科目であるので、授業に必ず出席して小説作品のあらすじと展開をしっかり理解することが大切である。日本文と英文のあらすじを毎時間読んでくること、ことに英文のあらすじについては辞書を使ってその意味が理解できるようにしてくるのが望ましい。 できれば日本語訳の原作をレポート作成前に読んでおくのが望ましい。 |
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教科書・ 参考書 | | |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 一つの小説作品が終わった時に質疑応答、さらに、毎時間提出するコメントに質問事項を書く。 |
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備考 | | 配布資料のプリントは毎時間持ってくること。またレポート作成やテストの時に必要なのでなくさないようにすること。 |
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更新日付 | | 2015/02/05 07:59:39 |